ゴールデングローブ賞外国語映画賞受賞

ゴールデングローブ賞監督賞、脚本賞、外国語映画賞の３部門にノミネート

去年2019年に私がみた映画の中で1番の衝撃作だったのがポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」です。ゴールデングローブ賞の監督賞、脚本賞、外国語映画賞の３部門にノミネートされていました。この映画が今日、アメリカ現地時間で1月5日午後、ロサンゼルス　ビバリーヒルトンホテルで開かれた第77回ゴールデングローブ賞授賞式でみごとゴールデングローブ外国語映画賞に輝きました。

去年5月のカンヌ映画祭でのパルム・ドール受賞をはじめとし、6月に開かれた第66回シドニー映画祭でも最高賞を受賞、第72回ロカルノ映画祭ではソン・ガンホがアジア初のエクセレンスアワード受賞、第15回ファンタスティックフェスト、第38回バンクーバー映画祭、第43回サンパウロ国際映画祭などでは観客賞を受賞するなどして、すでに海外の映画祭などで50個近いトロフィーを持ち帰っているという凄い映画です。

昨年5月30日韓国公開して以来、フランス、スイス、オーストラリア、香港、台湾、スペイン、イタリア、ブラジル、メキシコ、日本など世界40カ国で公開され、現在もアメリカで大ヒットしているそうです。

韓国では人口が約5000万人なのに1008万人も動員したんだとか。

このような輝かしい記録を打ち立てた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」は、貧富の差が蔓延する社会に対する皮肉を込めた社会派映画でもあり、サスペンス、スリラー、ホラーでもあり、コメディでもあり、悲劇でもある、まるで今まで見たことがない驚きの映画でした。

ぜひ機会があれば見てみてください。見終わった後のなんとも言えない感じは尾を引いて、後からじわじわくるスルメのような味わいがある映画です。日本では12月27日から1月9日の先行公開を経ていよいよ2020年1月10日（金）全国公開です。お楽しみに！

アカデミー賞にも6部門でノミネート！（1月14日追記）

2020年2月9日（米国時間）、第92回アカデミー賞授賞式がアメリカ・ハリウッドのドルビー・シアターで開催されます。これに先がけて、2020年1月13日に全ノミネート作品と候補者が発表されました。それによると、ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」は作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、美術賞、国際長編映画賞（旧外国語映画賞）のあわせて６つ（！）の部門にノミネートされたということです。韓国映画がアカデミー賞の最終候補にノミネートされたのはこれが初めてです。すごいですね！

この映画の詳細情報や鑑賞後の私の感想などについてはこちらの記事をどうぞ覗いてみて下さい。当時、何の予備知識もなく見に行ったので、かなり率直な感想になっています。↓

パラサイト（カンヌ受賞韓国映画）のキャスト、あらすじ、感想、考察(ネタバレ）

日本語の映画公式サイトです。↓

「パラサイト　半地下の家族」オフィシャルホームページ

【おすすめの記事】

韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」82년생 김지영の感想レビュー

『新聞記者』は今絶対見るべきおすすめ映画！

韓国映画『バッドガイズ(悪い奴ら):ザ・ムービー』나쁜 녀석들: 더 무비(THE BAD GUYS: REIGN OF CHAOS, 2019)

韓国映画『ガール・カプス　걸캅스』 (Miss & Mrs. Cops,2018)あらすじとレビュー

キム・レウォン主演韓国映画「Long Live the King:木浦の英雄」あらすじと感想レビュー

【最新韓国映画】エクストリーム・ジョブ（極限職業극한직업,Extreme Job,2019）のあらすじと感想、キャスト

映画『エクストリーム・ジョブ（極限職業）』の「水原ワンカルビトンダク」のレシピ大公開！

【最新韓国映画】証人(증인)(Innocent Witness,2019)のあらすじと感想(ネタバレあり)

【韓国おすすめ最新映画】国家が破産する日（Default,2018）鑑賞後記〜あらすじとレビュー(국가부도의 날)

【最新韓国映画】スイングキッズ（スウィングキッズ：스윙키즈,2018)レビューとあらすじ

【韓国映画最新作コメディ】完璧な他人（완벽한 타인,Intimate Strangers, 2018）レビュー～秘密がない人はいない？