韓国にもお歳暮が?旧正月には贈り物商戦
いよいよ韓国の旧正月ソルナル(설날 ソlラl)が近づいてきました。2019年のソルナルは2月5日火曜日です。ソルナルについての記事はいくつか書いてきましたが、今日は贈り物について書きます。
ソルナルの贈り物
日本でも一年に2回、お歳暮とお中元があるように、韓国でも名節(명절 ミョンジョル)と呼ばれる旧正月(설날 ソlラl)と旧盆(추석 チュソk)には贈り物をする習慣があります。
誰に贈るの?
久しぶりに会う親せきや、日ごろお世話になっている方、仕事の取引先やお得意様などに贈り物をするのです。贈り物はあらかじめソルナル前に宅配で送ったり、直接持って行ったりします。ですから、旧正月前のこの時期は、デパートやマートでは大きな贈り物用の箱に入った果物や乾物、肉などがずらっと並び、圧巻です。
何を贈るの?
どんな贈り物があるのでしょうか。
安いものだと1万ウォン台からあり、シャンプーやせっけん、歯磨き粉の詰め合わせ、洗剤の詰め合わせ、チョコレートや海苔、ナッツ類、食用油やオリーブ油の詰め合わせなどから始まり、ツナ缶やスパムなどの缶詰や、リンゴ、なし、かんきつ類などの果物、干しシイタケなどの乾物、ヨンガンクルビと呼ばれるイシモチや、和牛ならぬ韓牛(한우 ハヌ)と呼ばれる何十万ウォンもする高価な国産牛まで、いろいろあります。
普段は日本のようにはあまり包装はしない韓国ですが、この名節の時はここぞとばかりに過剰な包装で飾り立てます。頑丈で凝った作りの大きな箱にきちんと詰めて、蓋をし、デパートなら、さらにその上から金色の風呂敷で包んで持っていけるようにしてくれます。要冷蔵品だったりすると、さらに使い捨てるにはもったいない保温バッグに入れてくれ、郵送する場合はさらに段ボール箱に入れます。
昨日コストコに行ってみたら、外資のコストコでもソルナル用の贈り物がたくさん並んでいました。各商品の前に売り子さんがついていて、商品の説明をして売り込んだり、売れたらショッピングバッグを渡したりしてがんばっていました。冷蔵庫の中には贈り物用の牛肉だけでなく、正月料理用のカルビやアワビやサーモン、ロブスターまでありました。これらは贈り物用ではないかもしれませんが、こんなのが食卓に上ったらさぞ豪華なお正月料理になるでしょうね。
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