絶対に試してほしいおすすめ韓国語勉強法:語彙力アップはこの方法で! - True Vine

絶対に試してほしいおすすめ韓国語勉強法:語彙力アップはこの方法で!

韓国語の単語力を早く簡単に増強する方法

外国語の勉強には単語を覚えるというとても大変な作業がつきものです。

語順が日本語と同じで勉強しやすい韓国語も、単語はやはり覚えなければ文が作れません。

まさに学問に王道なし。

コツコツ覚えるほかはないのでしょうか。

いえいえ。実は日本人だからこそ使える裏技があるのです。

今日は私が使ってとても役に立った韓国語の語彙力増強法をお教えします。



漢字を攻めよ!!!

先に結論から言いますと、「韓国語の漢字の読み方をマスターせよ」ということです。

なぜなのか。理由は3つあります。

理由1:日本語と共通の漢字熟語が多い!

ご存じの通り日本も韓国も漢字文化圏に属しています。

日本語の中に、和語、漢語、外来語が混在しているのとまったく同じように、韓国語の中にも純粋な韓国語と、漢語と、外来語が混在しています。

現在の韓国では、すべてハングル(ハングル文字という言い方がありますが、「ハン」は「偉大な」、「グル」は「文字」を意味するので、「偉大な文字文字」となってしまいます)で書くことが原則とされているので、本にも新聞にも漢字はほぼ使われていません。

でもだからと言って、もともと漢字で書いていた熟語が消えてなくなったわけではなく、熟語自体は残っています。漢字熟語をハングルで表記しているにすぎないのです。

そして、多くの漢字熟語が日本語と共通していて意味も同じ場合が多いという点がポイントです。

つまりハングルから熟語を類推できればおのずと意味も分かってしまうということです。

理由2:漢字1つとハングル1文字が対応している!

例えば次のような文があったとします。

미래를 위해 준비해야 합니다.

実はこの中に漢字塾語が2つ隠れています。

もともと漢語であった漢字熟語は、ハングル一文字がそのまま漢字一文字の読みになっているのです。

例を挙げて説明すると、「未」という漢字の読みはハングルで「미(ミ)」、「来」という漢字の読みはハングルで「래(レ)」なので、「未来」という熟語は「미래(ミレ)」となります。

ということで、隠れていた熟語の一つ目を入れると、こうなります。

未来를 위해 준비해야 합니다.

日本語では一つの漢字に対して読みが複数あることが多いですが、韓国語では少数の例外を除いては漢字一つに読みは一つなので覚えやすいのです。

そして漢字熟語は日本と同じくたくさんあります。

ですから、漢字に対応する読み方を覚えれば、日本語にある漢字熟語を韓国語で生成するという離れ業もできるようになるのです。

私は何度もこれを試した経験があります。会話は相手がいるものですから、言ってみて、ダメなら少し変えていってみると相手が聞き取ってくれるのです。もしそれでもだめなら知っている言葉で少し説明をすれば10中8,9は伝わって、正しい発音を教えてもらうこともできます。(余談ですが、少し難しい漢字熟語を使うと、外国人なのにそんな言葉も知っているのかと感心されたりします。)

これをするためには日韓の漢字の読みの対応の規則を知る必要があります。

理由3:発音が似ていて対応に規則性もある!

お気づきかもしれませんが、漢字語はもともとは中国語だったものが日本や韓国に入って定着したものですから、発音が似通っているのです。

似通っているどころか全く同じものだってあります。

「基準」は韓国語でも「기준(キジュン)」ですし、「具備」は韓国語でも「구비(グビ)」と読みます。

そして、この二つを知っていれば「準備」は「준비(ジュンビ)」だということも分かってしまいます!

あら?二つ目の隠れた漢字熟語もこうして見つけることができましたね。

미래를 위해 준비해야 합니다.

これを漢字交じりで書くと

未来를 위해 準備해야 합니다.

となり、意味は

「未来のために準備しなければいけません。」

です。

全く同じ読み方になる熟語はそれほど多くはありませんが、似ているものは多いです。

そしてもう一つ、ありがたいことに日韓の漢字の読み方の対応に規則性があるのです。

例えば日本語の「来」raiのようなaiで終わる漢字は韓国語ではㅐ[ε]になることが多いです。

ㅐの発音は「エ」ですが、ㅐはもともとㅏ[a]とㅣ[i]を組み合わせたものなのだということを知っていれば合点がいきますね。

 

このような規則性を知っていれば、韓国語読みを知らない漢字も類推することが可能になるのです。

 

8つの日韓の漢字の読みの対応規則を覚えよう

ではどんな規則があるのか一部をご紹介します。

規則と書きましたが、もちろん例外もあります。でも、あてはまるものが多いのは確かなので覚えるだけの価値は十分にあります。

対応規則1:語頭のラ行音はㄴ[n]になる

先ほど、「未来(미래)」の「来」は래(レ)だと書きました。でも、「来日」を韓国語にすると 내일[nεil]となります。

あれ?漢字一つに一つのハングルじゃなかったの?と言われるかもしれません。これはアルタイ諸語の特徴で語頭のrは変化してしまうのです。

だから日本語だと「ライ」と発音する「来」は語頭では 내(ネ)になるのです。

ちなみに「来日」내일[nεil]は「日本に来ること」ではなくて、「明日」という意味です。この場合は同じ漢字熟語でも日韓で意味が異なりますね。少数ですが、こういう場合もあります。

対応規則2:語頭のニャ行音はㄴ[n]の発音がなくなってㅇ表記になる

語頭のニャ行、つまりニャ、ニ、ニュ、ネ、ニョの音はnがとれてしまいます。

例えば、「女」という字はニョと読みます。韓国語でも「男女」は남녀[ナmニョ]と読みます。

この「女」が語頭に来た「女子」という単語は녀자(ニョジャ)ではなく여자(ヨジャ)となります。

ㅇは子音がないという意味です。

対応規則3:語頭のリャ行音はヤ行音になる

上の規則1と2が合わさったのがこの規則です。

語頭のリャ、リ、リュ、レ、リョはrの子音が取れてヤ、イ、ユ、エ、ヨになります、

「料理」という漢字語はもとは료리(リョリ)であったものが뇨리(ニョリ)となり、さらに요리(ヨリ)になって落ち着きました。

もちろん料が語尾に来たときは료のままです。例えば有料は유료(ユリョ)です。

対応規則4:語末のチ、ツはㄹ[l]パッチムになる

この規則は知っているとかなり重宝しますから、ぜひ覚えてください。(パッチムとは音節末の子音のことで、ハングルでは一番下に書かれています。)

一(いち)のように後ろにチ、ツがついたら代わりにㄹパッチムになるのです。

一イチ:일[il]

骨コツ:골[kol/gol]

室シツ:실[ʃil]

吉キチ:길[kil/gil]

例えば、「教室」という単語は교실[kjoʃil]となります。

対応規則5:ンはㄴ[n]、またはㅁ[m]になる

日本語のンの発音は韓国語だとㄴ[n]またはㅁ[m]になります。

安心アンシン:안심[anʃim]

算数サンスウ:산수[sansu]

感謝カンシャ:감사[kamsa/gamsa]

対応規則6:語末のウはㅇ[ŋ]パッチムになるか、なくなる

語末のウつまり長音で発音される漢字語はㅇ[ŋ]パッチムになることが多いです。なくなってしまう場合もあります。

送ソウ:송[soŋ]

農ノウ:농[noŋ]

容ヨウ:용[joŋ]

・無くなる場合

高コウ:고[kogo]

なので例えば、濃度は농도[noŋdo]となります。

対応規則7:語末のアイはㅐ[ɛ](またはㅔ[e])になる

上に書いた未来미래(ミレ)の来のようなタイプです。

愛アイ:애[ε]

内ナイ:내[nε]

毎マイ:매[mε]

大ダイ:대[tε/dε]

・ㅔ[e]になる場合

歳サイ:세[se]

ちなみに애と에は厳密には発音が違うといわれていますが、両方とも日本語の「エ」の発音で大丈夫です。

上に出てきた日と毎を組み合わせれば、毎日は매일[mεil]、となることが分かります。

対応規則8:旧かな表記の語末のフはㅂ[p]パッチムになる

旧かな表記でフで終わる漢字はㅂ[p]パッチムになります。蝶々をテフテフと書くようなあれです。ちょっと旧かなが分からないと難しいですが、これを習ったときは歴史が感じられて感動を覚えました。

甲カフ:갑[kap/gap]

入ニフ:입[ip]

挿サフ:삽[ʃip]

答タフ:답[tap/dap]

だから、組み合わせて熟語を作れば、挿入は삽입[sabip]となることが分かります。

日本語と韓国語で発音が似ている漢字熟語にはどんなものがある?

初めての人はこんな規則を並べられても頭が痛くなってしまうでしょう。

最後はもう少し韓国語が楽しくなるように日韓で発音がよく似ている熟語を挙げてみたいと思います。

  • 価値:가치(カチ)
  • 無理:무리(ムリ)
  • 無視:무시(ムシ)
  • 治安:치안(チアン)
  • 治癒:치유(チユ)
  • 注意:주의(チュゥィ)
  • 短期:단기(タンギ)
  • 図書館:도서관(トソグァン)
  • 高速道路:고속도로(コソットロ)
  • 意味:의미(ウィミ)
  • 調和:조화(チョファ)
  • 討論:토론(トロン)
  • 未来:미래(ミレ)
  • 基準:기준(キジュン)
  • 準備:준비(ジュンビ)
  • 国家:국가(クッカ)
  • 地球:지구(チグ)

まだまだほかにもたくさんあります。多すぎて書ききれません(笑)

私が韓国語の勉強を始めたのは20年以上前で、当時は韓国の漢字についての書籍が日本であまり出版されていなかったので、小学館の朝鮮語辞典の巻末付録の漢字一覧表で漢字の読みを覚えました。文字は細かいですがその数はかなり多くてとても役に立ちました。

今では漢字熟語から韓国語を学べる書籍がたくさん出版されているようですね。これから勉強される方がうらやましい限りです。書籍の一部を載せておきます。

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この記事が皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

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