通な韓国のサムギョプサル(삼겹살)の食べ方 - True Vine

通な韓国のサムギョプサル(삼겹살)の食べ方

韓国焼肉の定番サムギョプサル

韓国と言ったら焼肉、その中でも定番は何と言ってもサムギョプサルでしょう。おいしい焼き肉をたくさんの野菜と一緒にリーズナブルなお値段でおなか一杯食べられる庶民の味方、サムギョプサル!

とはいえ、高級店でない限り、焼いて食べるのはお客さん自身です。生のお肉と野菜がどんと出てきても、初めてだと戸惑ってしまいますよね。

韓国人たちはこのサムギョプサルをどうやって焼いて食べるのか?写真付きで解説します。





サンギョプサル(삼겹살)とは何?

サムギョプサルとは豚バラ肉のことです。豚バラ肉は赤身と脂身が層をなしていますよね。そこから来た名前でサム(삼)は数字の3、ギョプ(겹)は層をなした重なり、サル(살)は肉という意味です。韓国では、肉の層が5層になっているといってオギョプサル(오겹살)という名で売っている肉もありました。オ(오)は数字の5です。ちなみに1,2,3,4,5は韓国語でイル、イ、サム、サ、オ(일,이,삼,사,오)と言います。きれいにたくさんの層があるほうがおいしいそうです。

サムギョプサル

韓国語での注文の仕方

韓国語での注文の仕方は別の記事でも紹介しているので、ここではごく簡単に紹介します。

サムギョプサル2人前ください:サmギョpサl イーインブン ジュセヨ

サムギョプサル3人前ください:サmギョpサl サミンブン ジュセヨ

サムギョプサル4人前ください:サmギョpサl サーインブン ジュセヨ

簡単ですね。サムギョプサルは、実際の発音は母音がいくつかなくて、「サmギョpサl」のようになります。

赤字の部分が何人分に当たり、くださいは「ジュセヨ」と言います。

後で追加したい場合は、

サムギョプサル1人前追加してください:サmギョpサl イリンブン チュガヘ ジュセヨ

のように言います。

たいていの場合、おかずはサービスでついてきます。

パンチャン

サムギョプサルについてきたおかず(パンチャン)

本場韓国のサムギョプサルの焼き方

韓国に行ったら必ず食べたいサムギョプサル。でも食べ方が慣れていないと難しいです。焼肉屋に行く前に、または韓国に行く前に、是非一読して行かれることをお勧めします!

1. まず、肉(サムギョプサル)を切らないで大きいまま熱した鉄板に乗せます。タマネギやエリンギなどの野菜があれば、それも載せましょう。鉄板に肉から油が出てきたころ、好みで、小皿に盛られて出てくるニンニクも焼きます。(にんにくはそうしないと鉄板にくっつきます。)にんにくは生で食べる韓国人もいますが、私は辛いので焼いて辛味を無くして食べます。

2. 裏返して焼きます。

サムギョプサル

3. 肉に8分目くらい火が通ったころ、鉄板の上でトングと鋏を使って一口大に切っていきます。野菜も大きい場合は切ります。

本場韓国のサムギョプサルの食べ方

肉に完全に火が通ったら、いよいよ食べる番です。

1. まず、サンチュ(상추)やえごまの葉(깻잎ケンニプ)などを水けを軽く払って左手の上に準備します。小さめなら違う種類の葉を2枚重ねても構いません。

2. 葉っぱの上に肉と、各人の前に一人一皿ずつ出される白髪ネギなどの野菜の細切りに味をつけたもの(パジョリ파절이と言います)を一つまみと、サムジャン(쌈장)という甘辛い味噌を少し箸でとって載せます。

これがパジョリです。

パジョリ

 

この、肉、サムジャン、パジョリの3種類が基本なので、これだけで包んで食べてもいいです。

私はこれに焼いたニンニクも入れます。にんにくは生で入れてもいいのですが、生だと辛いので、焼いて辛味をとってから入れるのが好きです。辛いのが好きな人はニンニクと一緒に出てくる生の青唐辛子も入れます。好みで肉にゴマ油と塩を混ぜたものをつけてもいいです。

それからご飯もよく一緒に入れて食べます。ご飯は普通は肉の後にトゥエンジャンチゲ(된장찌개)と呼ばれる韓国味噌汁と一緒に注文しますが、肉と一緒に食べたい人は先に頼みます。ご飯は韓国語でパプ(밥)ですが、蓋のついた金属の小さい器に入ったものはコンギパプ(공기밥)と言います。

これがコンギパプです。

コンギパプ

コンギパプ ジュセヨ(공기밥 주세요ご飯ください)

と言えば

ミョッケ ドゥリルカヨ?(몇개드릴까요?)

と、何個ほしいか聞いてくるので、一つならハナ、二つならトゥルと答えます。ご飯は人数分注文する必要は全くなく、一善のご飯を2,3人で分けて食べるのもよくあることです。あとは焼いたタマネギやエリンギなどの野菜も入れてもいいです。ただ、あまりたくさん入れると後で包んでほおばるのが大変なので、少しにしておきます。

3. 2のものを箸ではなく両手を使って葉っぱで巾着状にうまく包みます。この時たまに春巻きのように包もうとする人がいますが、そうではなく韓国ではあくまでも巾着状に包みます。そして、巾着状に包んだ端のところを片手の指先でほどけないようにうまく押さえて持ち、丸くなっている底のほうから口に入れます。汁などがこぼれやすいのでできれば一口で食べてください。この時、特に目上の人の前では少し横を向いて食べるのが礼儀とされています。

サンチュサム

サンチュで巾着状にお肉などを包んだところです。いつもはもう少し大きいです。

お肉を全部焼いたその後は?

肉をほぼ焼き終わったら、先ほど紹介したようにご飯(コンギパp)やおこげご飯のおかゆ(ヌルンジ)などのご飯ものと韓国味噌汁(トェンジャンチゲ)やキムチチゲ、発酵させた大豆で作った臭みのある汁(チョングッチャン)などの汁物との組み合わせか、冷麺、(ネンミョン)、にゅう麺(ソミョン)などの麺類を注文して食べます。この時注文する麺類は、例えば冷麺なら「後食冷麺(フシクネンミョン)」などとも呼ばれることからもわかるように、単品で食べるものよりも一回り小さいサイズになっています。だからお値段もリーズナブルです。

今回はチョングッチャンを注文しました。中には味噌の大豆の他に豆腐や韓国カボチャなどが入っています。

チョングッチャン

チョングクチャン

この時、まだ火の残っている鉄板でキムチを焼く人もいます。(写真ではまだお肉が残っていますが^^;)何を隠そう、この私も大好きな焼きキムチ。これは店によっては焼かないでと言われることもありますが、実はとてもおいしいです。辛さがまろやかになって甘みと香ばしさが加わります。是非一度焼きキムチを試してみてください。

焼きキムチ

 

すべて食べ終わったら、店の中を見回してみましょう。きっと入り口付近に甘いインスタントコーヒーかコーヒーの機械が置いてあるでしょう。たいていセルフの無料サービスなので、コーヒーもいただいて帰りましょう。

 

サムギョプサルは家庭や、キャンプでもよく食べられる料理です。サムジャン(쌈장)は韓国のマートなどでたいてい緑のプラスチックの箱に入って常温で売られています。

 

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1件の返信

  1. 2018年10月17日

    […] 言えばサンチュ(ちしゃ葉)、サンチュと言えば、焼肉!韓国風焼肉(サムギョプサル)の食べ方はこちら! […]

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