韓国で一日のコロナ新規陽性者数が40万人突破!
韓国の新型コロナ感染症の最近の状況(2022年3月)
新型コロナが猛威を振るいだしてから2年を過ぎていますが、韓国では昨日とうとう一日の新規感染者数が40万人の大台を超えて過去最多を更新しました。
なんと、この新規感染者数はおそらく世界でもトップです。
まだ昨日の世界のデータがでそろっていないので断定はできませんが、一昨日の韓国の36万人という数字でも、世界で一番でしたから…。(ちなみに2位はドイツの22万人、3位はベトナムの17万人、4位はフランスの11万人、5位はイタリアの8万人です。)
韓国の人口が5130万人(2021年)で、日本の半分以下ということを考えると、どれほど多いか想像ができますね。(日本は15日午後五時時点までで5万781人でした。)
100人にひとり弱(または1000人に8人弱)の人が昨日一日で感染者になったわけです。
実際に生活していても、昨年末までは周りで感染したという話はほとんど聞かなかったのに、2月中旬からは知り合いなど身近なところでの感染の知らせが相次いでいて、その増加の勢いのすさまじさがよくわかります。
では具体的な数字を見ていきます。
2022年3月16日0時基準の韓国の新型コロナ関連データ
新規感染者数:40万741人 過去最多!(日本は5万781人)
累積感染者数:762万9275人(日本は586万7597人)
重症患者数:1244人 過去最多
重症病床稼働率:64.2%
1日の死亡者数:164人 (日本は188人)
累積死亡者数:11,052人(日本は26,476人)
在宅治療者:177万6千人余り
(うち、モニター管理している集中管理群 26万8千人余り)
ワクチン接種率 1次:87.52% 2次:86.61% 3次:62.72%
(日本のワクチン接種率は1次:80.5% 2次:79.2% 3次:31.0%)
感染者増加の背景は?
日本もそうですが、世界的にみても1月ごろが一つのピークで今は感染者数が減少傾向になっている国が多いです。
その中で韓国は今になって感染者数がうなぎのぼりです。
2022年の1月31日には新規感染者数は17000人ほどでした。それが2月18日に初めて10万人を超えてあれよあれよという間に20万を超え30万を超え、ついに40万人です。
死亡者数も連日記録を塗り替えています。
各地の火葬場ではフル回転しても火葬が追い付かず、仕方なく葬式の日数を5日6日と引き延ばしたり、遠方の火葬場を利用したりする人もいるとのことです。
実は、韓国政府はコロナの規制をどんどん緩和する方に動いていて、3月1日から感染者の同居家族の隔離が一切免除になりました。
また同居家族のPCR検査も「義務」だったのが「勧告」に代わり、検査を受けなくても処罰の対象にはならなくなりました。
また、これまでPCR検査で陽性だった人だけを新規感染者数に数えていましたが、3月14日からは、「専門家用迅速抗原検査」の陽性も最終的な感染者として数えるように変更になったので、その影響もあって増加しているようです。
テレビではそろそろピークを迎えるころだと言っていました。
本当にそうなることを願っています。
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