【韓国のニュース】セルトリオンが開発の新型コロナ抗体治療薬が年内に承認?! - True Vine

【韓国のニュース】セルトリオンが開発の新型コロナ抗体治療薬が年内に承認?!

【韓国】新型コロナの抗体治療薬もうすぐ承認!




韓国の製薬会社セルトリオンの新型コロナ抗体治療剤承認秒読み

最近はファイザーやモデルナ、アストラゼネカの開発した新型コロナのワクチンの有効性が90%以上だったとか、承認申請したとかというニュースが立て続けに入ってきていますが、治療薬のほうはどうなっているのでしょうか。

気になっていた矢先、なんと、韓国の製薬会社セルトリオン(Celltrion,셀트리온)が開発中の新型コロナ抗体治療剤 ‘CT-P59’が早ければ年内に承認される見通しが明らかにされました。

 

少し前までは開発のための臨床2相試験を行う患者の募集に苦心していることが伝えられていました。

韓国は検査を徹底して患者をあぶりだす方式をとっているので、国内には患者の数が少なすぎたのです。(笑)

しかし幸か不幸か寒くなるにしたがって患者数が増えてきて、無事、韓国内とアメリカ、スペインなどで募集したコロナ19患者327人に投薬を終えたと11月24日発表されました。

この臨床2相は投薬は低濃度、高濃度など三つのグループに行われ、中間結果は約1か月後に出る見込みだそうです。

セルトリオンはその結果に基づいて、食品医薬品安全処(KFDA)に条件付き許可を申請する予定です。

とはいっても、早く承認したいのはセルトリオン側も食品医薬品安全処側も、一般市民だって同じこと。なので、実はあらかじめ資料は提出してあるそうです。最後に臨床試験をした患者の血液検査の結果を提出すれば終わるということです。

官民が協力してスピードアップをする柔軟さはさすが韓国ですね。

また、近いうちに、グローバル臨床3床を約10カ国で行い、治療剤の効能と安全性をさらに綿密に検証するそうです。

承認後の生産体制は?

ソ・ジョンジン(서정진)セルトリオン会長によると、セルトリオンは食品医薬品安全処の条件付き許可がおりれば、直ちに使用できるようにすでに10万人が使用できる量の生産が完了してあるそうです。韓国内には原価の40万ウォン程度で供給する考えだそうです。

海外へも大量に供給できる生産能力があるかも重要ですが、既存製品の生産を減らせば年間150万から200万人分の供給が可能だということです。来年は工場一つを全部新型コロナ抗体治療薬用にする計画だそうです。

株式市場も好感

このニュースを受けて韓国の株式市場は今日とても熱かったようです。

セルトリオンの株価は場中で37万6000ウォンまで急騰する場面もあり、最終的には前日比9.45%高の33万ウォンで引け、KOSDACのセルトリオン製薬は25.27%高の17万2000ウォン、セルトリオンヘルスケアは8.32%高の10万8100ウォンを記録しました。KOSPIは3日ぶりに最高値更新が止まったものの、KOSPIの一日の取引額が21兆2900億ウォンで歴代最高を記録したそうです。

【参考】

2020.11.25 ソ・ジョンジン(서정진)セルトリオン会長の話(グローバルバイオフォーラム2020)(韓国語)




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