韓国で見かけた面白い日本語の間違い表記3選
韓国に住んでいると、たまに変な日本語表記に出くわします。それほど多くはないのですが、最近そういうことがあったので、こちらでシェアしてみます。
変な日本語表記、間違った日本語表示
どろ
某マートの生鮮売り場にて。
おいしそうなマグロと鮭のお刺身の詰め合わせです。
「高級マグロと鮭の刺身詰め合わせ」とハングルで書かれています。
日本で英語やフランス語が書かれていると何となく高級感を醸し出すという効果があるかと思いますが、韓国では日本語で書かれていても高級感が出ると聞きます。
この刺身の詰め合わせにも高級感を出すために日本語で「本まぐろ」と書かれた四角いシールと、「とろ」と書かれた楕円のシール…かと思いきや、「どろ」です!
「どろ」…「泥」?なんか口の中がざらつく気がします。
高級感を演出する黒に金の縁取りのシールを使い、不必要なのに2つも貼ってありますが…、「どろ」です。
残念…。
でもおいしそうだし、1万ウォンも割り引かれていたので買ってみました。
(日本に比べると高いですが。)
お味はよかったです!
「ツ」か「シ」か悩むメニュー
こちらはあるデパートの地下のお店。
いろいろツッコミどころがあります…。
まず、カタカナの「ツ」がすごく微妙です…。
点々は「シ」のようで、右の払いは「ツ」のようで、とても居心地の悪い文字になっています。
どっちなんだ、はっきりせい!と言いたくなります。またこの「ツ」が何回も登場しているものだから、何ともこそばゆい…。
やはり濁音は難しいらしい
まあ、それは置いておいて、右から順番に見ていきます。
一番右は「ミッグスカツどん」と書かれています。
点々はいりませんね。「ミックスカツどん」と書いてください。
全く日本語を知らない人が書いたらしい看板
次、右から2番目です。
「えで・うなぎどん」??
いえいえ、ハングルでは「えびうなぎどん」と書かれています。「ひ」の、一番右の部分がなぜなくなってしまったのか?途中の中黒は必要なのか?なぞです。
推察するに、横書きの「えびうなぎどん」が達筆すぎて、一画離れてしまったのでしょうか?そしてそれが中黒になったのかな?
3番目、「ぎゅうどん」。これは上手に書けています!まともなのがあってよかったです。「ん」が2画で書かれているような気がしなくもありませんが、そしてそのせいで小文字の「h」に見えなくもありませんが、不問に付しましょう。
右から4番目「カツからあげ丼」です。お!これも一応あっていますね。「カシ」に読み間違えそうではありますが、ギリギリセーフでしょう。
単純に丸を忘れただけなのでしょうが…
右から5番目、「エビてんふらうどん」。
惜しい!
「てんぷら」の半濁音の丸が抜けてしまいました。
それだけで何かとても締まりのない音になっています。めまいがしそうです。
ラスト、一番左。「カシ丼」じゃなかった、「かつ丼」。
なんとか読めました!
なぜ「丼」が漢字になったり仮名になったりするのかとか、「エビ」が平仮名になったりカタカナになったりするのかとか、いろいろ気になりますが、聞く相手もいないので、そのままです。せっかく落ち着いた色合いで素敵な絵も添えられているのに、文字が残念でした…。
これは大物!翻訳放棄
さいごはこちらです。
これはいったいなんでしょう…?
「新鮮な最高の材料はそのものだけでもフルリュングハンヨリだ」
これは衝撃でした。なんと、これを書いた方、途中で翻訳するのを放棄してしまっています!
韓国語のわかる方ならもうお判りでしょうが、後半のカタカナは韓国語そのままです。
「훌륭한 요리(素晴らしい料理)」と書いて、「フルリュンハン ヨリ」と読みます。「リュング」となっているのは「ン」が鼻に抜ける鼻音〔ŋ〕だからです。
途中まで翻訳して、力尽きたのでしょうか…??
それともあえて目を引くように斬新な手法をとったのでしょうか?
ついでに言うと、真ん中の「だ」の点々も1つしかないですね。適当ですね…。
道路に面した看板にこの文句が掲げられていたのを見たときの衝撃は忘れられません。
いかがでしたか?
私はいつも直してあげたい衝動にかられます。
こんな面白おかしい日本語を探すのも旅の楽しみ方の一つかもしれませんね!
もし面白いのを見つけたら是非私にも教えてくださいね。
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