『梨泰院(イテウォン)クラス』第16話(最終回)完全ネタバレあらすじ - True Vine

『梨泰院(イテウォン)クラス』第16話(最終回)完全ネタバレあらすじ

梨泰院クラス第16話(最終回)あらすじ




チャン会長の部屋

とうとうセロイを自分の前にひざまずかせたことに満足し悦に入るチャン会長、また息子を捨てることになるなと言いながらイソとグンスの居場所を書きつける。

今の気分を聞かれ、セロイは「痛ましいです」と一言。しかしそれは、人生をかけて追いかけ、争った男(チャン会長)が、人質を盾にとってひざまずけというようなただの醜悪な老人だった、そんなやつを追いかけることに使った10数年という時間が痛ましくて仕方がない、という意味だった。

言いたいことを言うとメモをひったくって立ち去るセロイとスングォン。

拉致されていた建物の外

イソとグンスがグヌォン、キム・ヒウンと数人の男たちに取り囲まれている。

イソが近くにあったシャベルを手に取り構え、鉄パイプを蹴ってグンスに持たせる。

イソが掛け声でとびかかるのよ、というが、1,2,3でイソは回れ右をして頑張れと言い残して走り去ってしまう。一同呆然とするが、それでもひとりで戦いを挑むグンス。頑張れと言われたからと。

車内

セロイとスングォン。危険な状況に立ち向かうにあたって、優先順位をつけておけというセロイ。セロイもスングォンもお互いが死んでもイソを助けることを優先すると確認。

拉致されていた建物の外

ボロボロになってもあきらめないグンスを更に痛めつけようとするキム・ヒウンを止め、イソを捕まえるように言うグヌォン。その言葉に従って車に乗り込むキム・ヒウン。グヌォンも同乗する。

農道

田んぼの中の一本道を走って逃げるイソに車のライトが追い付いてくるが、ぶつかる寸前で道から外れ田んぼに降りて走り出すイソ。手下二人に走って追わせるキム・ヒウン。イソが反対側の農道にたどり着くと、両側から車のライトが迫ってくる。一方はセロイたち、もう一方はグヌォンたちの車だった。

道路脇に立つイソに気づき、向かってくる車に「ぶつけろ」とセロイ。アクセルを踏み込むスングォン。

ぶつかる直前でキム・ヒウンがハンドルを切ったため正面衝突は避けられたが、ライトは大きく破損、エアバッグが膨らむ。車から降りたセロイに抱き着くイソ。お互いを心配する。

グヌォンとキム・ヒウンも車から降りる。ヒウンに、今警察に申告してきたところです、行ってくれたらだめですか、とセロイ。

車から降りてきたスングォンは、イソにオッパと呼ばれて耳障りがいいと言ってから、セロイには、わかってますよね、優先順位、俺が何とかしてみますから行ってください、と二人を逃がす。

走って逃げたイソとセロイを車で追いかけるグヌォン。スングォンは手下二人をさっさとかたずけ、ヒウンと対決。

 

一方、手をつないで走るセロイとイソ。セロイが体調がつらそう(ちょっと前まで生死の境をさまよっていたのだから当然ですね)なのでイソが支え…。

セロイの「ものすごく会いたかった」という言葉に立ち止まりセロイを見上げるイソ。

「いつも、俺のために頑張って、ケガして」と髪をなでるセロイのいつもと違う様子に不安そうなイソ。

「俺の頭の中が、俺の心が、お前でいっぱいだ。お前もこんな気持ちだったのか、これってずいぶん震えるもんだな。愛してる、愛してる、イソ。愛してる。」とついに告白してイソを強く抱きしめるセロイ。

そこへ容赦なくグヌォンの車が突進してくる。

セロイが道端の石を拾って運転席めがけて投げたせいで、車は急停車する。

イソに携帯電話を持たせて警察から連絡が来たら案内するように頼んで一人で走って逃げるよう言うセロイ。

「代表(セロイ)が死んだら私も死ぬってことだから」と言い残し走るイソ。

車から降りたグヌォンとセロイの殴り合いのけんかが始まる。

それでも人間か?罪悪感はないのか?とのセロイの問いに、犬や豚を食べるときに罪悪感があるか?その犬や豚のせいで俺は全部失ったんだとグヌォン。

 

一方スングォンはヒウンをほぼ打ちのめしていた。

セロイの言う通り静かにずらかるから、というヒウンに、あそこでのびている手下たちはどうするのかとスングォン。俺のざまを見ろ、俺一人でも大変だ。いったんあいつらは置いておいて…とヒウンが言いかけたところで「そこまで」とスングォンが遮る。

「兄貴の下で過ごした俺の過去が恐ろしくみすぼらしくなります。社長とは責任を負う人でしょう」と。

 

逃げ疲れて倒れかけるイソの耳にパトカーのサイレン。パトカーの中にはオ元刑事も同乗していて、イソを見つけてくれる。

 

最後の力を振り絞って立ち上がり、砂で目くらましをしてからグヌォンを渾身の力で殴り飛ばして、座り込むセロイ。

セロイの回想(歩道橋の上で)

人生をめんどくさいというイソに、それなら死ねよというセロイ。

反復的な日常でも実は明日何が起こるか誰にも分からない。営業停止にさせたお前が今はうちの店のマネージャーだ。生きてると、たまにそういう面白いことが起こったりする。お前が来てからはもっとそうだな。胸躍る毎日だよ。もしかしたら知ってる?生きてれば、そのうんざりするような日常にも胸躍ることが起こるかもしれないって。とセロイ。

私も、社長の横にいると胸が弾んで、いいです。とイソ。

農道

パトカーが到着。イソが下りてきてもうろうとするセロイを抱きしめる。朦朧とした意識の中で(もう、幸せになろう)と思うセロイ。

 

検察庁の入り口

茶封筒を持ったスアが検察庁に入っていく。

ニュース

チャンガが横領、贈賄、裏金などの疑いで家宅捜索を受ける。

会長は出勤停止命令が下り、召喚調査。

病室

病室では目を覚ましたセロイが見守っていたイソを抱きしめる。スングォン、ヒョニ、トニーもいる。

 

チャン会長の家

会長、グンス、キム室長がいる。

ヤクザとの癒着関係、殺人教唆、拉致、内部告発による横領、不正などが検察の調査中、と報告するキム室長。

押収捜査も入って抜け穴がないですね。会長も出席しなければなりません、とグンス。

俺一人罪をかぶればいい。ほかのことは?と会長。

店主たちが連合して契約解除要請と賠償を要求している、とキム室長。

もうすぐオリンピックだ。それまで耐えればいい、と会長。

現在上場廃止危機で理事会では売却を考えています、とグンス。

なんだと?売却とは。今売ったら、ティッシュも買えん。何を考えている、と会長。

それでもまだ良い条件で買収すると言っているところが一か所あります、とグンス。

 

刑務所の面会室

収監されているグヌォンに会いに来たのはイ・ホジン。

誰か覚えていないグヌォンにホジンが自分の今までの肩書を全部説明し、クァンジン高校3年1組のお前のパシリだったとまで言うとやっと「チンチニ?」と思い出す。

チャンガを対象に買収合併が推進される、というホジン。驚くグヌォン。

チャン・グヌォンが法だというたわごとが出てくるほどのチャンガというバックグラウンド。そのバックグラウンドを失ったお前を見たかった。不正も明らかになり、チャン会長ももうすぐ拘束されるだろう。

立ち上がってお前ごときがと言いかけるグヌォン。

ぐずぐず言うな(チンチンテジマ←「チンチニ」というあだ名の由来)、もういいや、許してやるよ、と言い残して去るホジン。わめきまくるグヌォンを残して。

 

パジンの住宅街

家の前で、カン・ミンジョン理事がオ・元刑事にソウル本社に帰ることになったと挨拶する。

これからはあまり会えませんねというオ元刑事。

ソウルに来たら寄ってくださいと言うミンジョンに、私がどうやって…と口ごもるオ元刑事。

じゃ、会えませんねとミンギョン。見ていたヘウォンにお父さんかっこ悪いと言われてしまう。

行こうとするミンギョンに「カン理事」と呼び止め、会社の人でもないのにと言われ、今度は「ミンギョン様」と呼んで、様って何?と笑われるが気にもせず、「私の車でお送りしてはだめですか?」と申し出るオ元刑事。

少し考えてから運転手付きのセダンのドアを閉めて、トラックに3人詰めて乗ることにするカン・ミンジョン。

 

チャンガのビル

荷物をまとめて出ていくスアに、キム室長が内部告発者はどこにも雇ってもらえないだろう、なぜあんなことを?と言う。逆にスアが、なぜチャンガや会長にそこまで尽くすのかと問う。サラリーマンだからと答えるキム室長に、今まで勉強になりましたと挨拶をしていくスア。

会長室

会長とグンスがいる。

チャンガがセロイの手に渡らないよう会長があちこちに電話で助けを求めているが、色よい返事はどこからももらえず。もう方法がない。

お父さんが好きな「弱肉強食」という言葉通り、弱くなった僕たちは、食われるのですとグンス。

 

病室

病室のベッドの上で正座をするセロイに、イソの母が厳しくイソが拉致されたことを問い詰めている。ひたすら頭を下げて謝るセロイ。最後までちゃんと責任取りなさいと言うお母さんには責任取…ります、とセロイ。

退院処理しなければならないからとイソが促しやっと解放されるセロイ。「お義母さん」とセロイに呼ばれて、いい響きね、と言って出ていくお義母さん。

イソと二人きりになってしびれた足を伸ばすセロイ。

私のこと好き?というイソに、いいや、愛してるんだけど?とセロイ。言って照れてる。

早く退院しないと、というセロイに、聞こえなかったもう一回言ってとイソ。愛し…てる、行こう、とセロイ。私も!と嬉しそうに追いかけるイソ。

 

チャン会長とトニーのおばあさん(キム女史)の通話

チャン会長がキム女史にもうセロイに何もしないからとか、40年来の知り合いだとか、もう残された日も少ない身だとか言って助けてほしいと頼むが、所詮は利益で結ばれた関係だったとキム女史。すがるべき相手は私ではないようだけど。生殺与奪の権を握っている者が他にいるでしょう、と。

 

タンバム

キョンリダンのタンバムに黒塗りの車でチャン会長がやってくる。出迎えるセロイとイソ。いぶかる女子店員。

セロイが直接調理したスンドゥブチゲを出し、会長の向いに座る。

食べるチャン会長を見ながら、セロイ、チャンガを買収合併し、運営にはカン・ミンジョン理事を充て、チャンガという名は捨てようと思っていることを話す。

このチゲは誰に習ったのかと問うチャン会長に、父です、とセロイ。

似ていると思ったが後味が違うという会長に、薬味は直接生産しているが特にメジュカル(메주가루 味噌玉粉)は真心こめて作っているとセロイ。寒い日に体にしみわたる温かさがおいしくないですかと。

ところが、こんなおいしい食事をいただいたのにどうしようか、お金を持ってきていない、と会長。セロイが、困りましたねというと、他のもので代わりにはできないだろうか、という会長。

おもむろに立ち上がり、テーブルの横にひざまずく会長。

何をしているんですかとセロイ。

没落したチャンガの買収合併に何の得があるのか、全部自分のせいだ、と会長。

恨みだけではない、チャンガはいい企業だと思うとセロイ。

もう長くない老人が何の欲があってこんなことをするだろうか、心から謝罪する、パク部長とお前には悪いことをした、悪かった、と会長。

眺めるセロイとイソ。

これで全部帳消しにしてくれるか、と言って頭を床につくほど下げるチャン会長。

椅子から立ち上がり正面に立つセロイ。

会長を見下ろし、望んでいた構図なのに気持ちがいいとは言い切れないですね、と一言。

セロイしゃがんで、グンスが見たら恥ずかしいでしょう、もう顔をあげてください、と言う。

会長、顔をあげる。

会長の目を見てセロイが言う。

私が、お人好しに見えますか?私は商売人です。企業の買収がかかったことに、全てを失ってからする謝罪に、何の価値がありますか?ビジネスをしてください、会長。

そう言い残し、イソと立ち去るセロイ。

そのままの体勢ですすり泣く会長。

チャンガ本社ビル

臨時株主総会が開かれている。理事会全員の賛成でI.Cがチャンガグループを買収することが決定する。

前に立って、お父さんの形見の時計を見てから、皆の見守る中、I.C代表としてあいさつするセロイ。

金よりも人を、利益よりも信頼を重視するという信念を述べ、新しい出発を宣言する。

 

総会後、グンスに声をかけるセロイ。

 

チャンガビルの裏のベンチで

辞職願を出したグンスに理由を聞く。

お父さんのことで被害が行くことはないというセロイを遮って、会長の座を取るため、イソを振り向かせるために、自分のしてきた卑怯なことを告白するグンス。

大丈夫だ、お前はまだひよっこだから。たまには飯食いに来い、と頭をなでていくセロイ。

 

地下駐車場で

スアがセロイのお父さんのお墓からセロイにお祝いの電話してくる。

内部告発の理由を問うセロイに、あなたのためじゃないというスア。セロイのお父さんに大学の登録金の恩を3倍で返すと言ったから。これくらいなら十分かな。とスア。

お礼を言うセロイ。

これからは本当の自分の人生を生きるつもり、友達として応援してくれる?とスア。

いつも応援しているとセロイ。

ひとつだけお願いしてもいい?幸せに生きて。とスア。

 

タンバム

キョンリダンのタンバムに、グンスに呼ばれたトニー、ヒョニ、スングォンがいる。

彼女に振られたというトニー。もういらないと映画のチケットをスングォンにあげる。

そこへ外国人客が入ってくるが、流ちょうな英語で迎えるトニー。セロイのミッションを受けて勉強していたのだった。

そこへグンスが入ってくる。

タンバムの屋上

ヒョニとスングォンにグンスが頭を下げて謝る。二人から一発ずつお見舞いされて許されるグンス。ヒョニのはちょっと効いた様子。

イソも来るから会って行けと言われるが、後で会います、まだひよっこだから、とグンス。

グンス帰る途中でイソに会う。

アメリカに留学するからその前にスングォンとヒョニに謝りたくて来たとグンス。

気持ちが軽くなるのかな?一回謝ったくらいで済むこと?と、相変わらず毒舌だが、元気でね、と立ち去ろうとするイソに、

握手一回しないか、とグンス。

長かった片想いの締めくくり?と言いながらグンスを抱きしめるイソ。

十分に資格ある。いい悪いは別にしてひたむきな気持ち、受け入れられなくても伝わった。利用して悪かった、ありがたかった。とイソ。

泣きそうなグンスに、笑顔で頭ポンして元気でね!と去っていくイソ。

カフェの前

イソとヒョニが最近人気のカフェを偵察に来る。中から出てきたのはスア。なんとスアの店だった。

少し前にソクチョンオッパに投資をしてもらってオープンしたという。

入ってお茶をというスアに、知ってる?私代表(セロイ)と付き合ってるの、とイソ。

あなたなら安心だわ、セロイに良くしてあげてね、とスア。

素直なスアに調子が狂って、おせっかいなのか何なのか、関係ないでしょ、行こう、と行ってしまうイソ。また来るねと言い残して追いかけるヒョニ。

後ろ姿見ながら、本当によろしく頼むねとスア。

カフェの中

面接に来たシェフが待っているとソクチョン。その顔の良さに驚くスア。

無条件で採用しないと!とささやいて推しまくるソクチョン。

ルックスのみならず料理もうまくて、翌日から出勤してもらえるかと聞くスア。

映画館

トニーがくれたチケットでヒョニを誘ったスングォン。一人で見るのは恥ずかしいと。じゃれながら入っていく二人。

セロイのオフィス

デスクワーク中のセロイ。イソは自分の携帯に「イソ♥ロイ」と書かれたスマホグリップを装着。

忙しくなかったらとデートに誘うイソ。

梨泰院デート

翼の壁画の前で記念撮影する二人。スマホグリップに気付いて顔つきだすセロイ。

夜、歩きながら。愛してるっていったのにどうして一度も手を握らないのとイソ。

ぎこちなくて、というセロイの手をポケットから出して握る。立ち止まって両手とも握り、私が努力するから、とイソ。

自分はセロイと1から10まで全く違うけれど、似たところが一つある、人のぬくもりを知らないこと、とイソ。以前セロイの過去の話を聞いたとき、セロイの痛みを抱きしめてあげようと思った、つらくないように、寂しくないように、心が痛む夜を甘くしてあげたかった。セロイのことを考えると孤高な自分の日常がセロイでいっぱいになる。ありがとう、愛してる、私が幸せにしてあげる、といって、背伸びしてキスするイソ。

つらかった時のことや幸せになりたくて今まで仲間たちと頑張ってきた日々のことを思い出すセロイ。

愛してる、イソ、と言ってイソに口づけ、抱きしめるセロイ。

もう俺は、この上なく、幸せだ。

夜のタンバムの屋上

セロイ、イソ、スングォン、ヒョニ、トニー。

仲間たちと歌と踊りと料理と酒を楽しむセロイ。イソの手をそっと握る。

酒の味はどうだというお父さんの声に、満面の笑み。

 

いつものように働き、いつものようにデートをする。普通の日。

 

サウンドトラック

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