コロナ禍の韓国の教会のオンラインクリスマス礼拝
韓国の教会のオンラインクリスマス礼拝
メリークリスマス!今日は12月25日、クリスマスです。
韓国語ではクリスマスは「성탄절 (ソンタンジョル)」または「크리스마스(クリスマス)」で、祝日で休みです。
朝起きたら外にはうっすらと雪が積もっていて、ホワイトクリスマス♡と、テンションが上がりました。
ここ韓国はクリスチャン人口の多い国で、3~4人に一人の割合でクリスチャンです。
日本は1%にも満たないといわれていますから、その多さが分かりますね。
街を見渡すと、十字架があちこちにあるのが見えます。一つ一つが教会です。
クリスマスは救い主イエス様の誕生を祝う日ですから、各教会でクリスマス礼拝が行われクリスチャンたちは教会に集います。
ところが、最近は韓国でも新型コロナが猛威を振るっていて、一日の感染確認者が1000人前後を行ったり来たりしており、昨日24日は1216人を記録しました。
もちろん韓国の場合はPCR検査を無料で行ったり、高齢者施設で定期的に検査したりと、検査を徹底しての数字ですが、当局はかなり緊張していて、同居家族以外で5人以上の私的な集まりは禁止となってしまいました。
教会の礼拝で集まることもできなくなり、また完全に遠隔オンライン礼拝のみに切り替えられました。
そんなわけで、今年のクリスマス礼拝はいつもとは一味もふた味も違ったものになりました。
私の通う教会で先ほど行われたオンライン礼拝の様子を少し書いてみます。
楽しかったオンラインクリスマス礼拝
先に断っておくと、キリスト教と言ってもカトリックとプロテスタントに分かれていて、私の通う教会はプロテスタント系のバプテスト教会(기독교한국침례회 基督教韓国浸礼会所属)です。聖書のみをよりどころとしつつも、平等で民主的で自由な雰囲気の教派です。教会の規模は大きい方で、牧師さんも伝道師さんも合わせると20人くらい、聖徒も1000人以上です。
オンライン礼拝はYouTubeで行われました。
牧師さんや伝道師さんたちが、2,3人くらいずつ司会進行をしてくれるのですが、頭に装飾を付けたり、赤や緑のセーターでそろえたり、終始和やかな雰囲気で行われました。
いつもなら、24日の晩は楽しい雰囲気、25日は厳かな雰囲気となるのがうちの教会の恒例なのですが、今年はどうやら25日だけなので楽しい雰囲気に統一したようです。
牧師さんたち自らによるイエス様誕生場面の演劇に始まり、クイズや、物まねなどで笑いも交えながら、聖徒家庭からの映像メッセージ、去年までに行われたクリスマス礼拝の歌や踊り、カンタータ演奏の映像なども見て、牧師さんのメッセージも聞いて、チャットで皆が自由に参加するという、楽しいものでした。クイズはプレゼントもあるというのでチャットが高速すぎて遅延するほど白熱していました。牧師さんたちの歌と踊りもあって、普段見られない姿を見せてもらってクリスマスパーティか忘年会のようですらありました。
いかがですか?
日本のニュースで毎年見るような厳粛な雰囲気のカトリックのクリスマス礼拝しか知らない方は、ちょっと驚かれたのではないでしょうか。
教会でもカトリックとプロテスタントは全く違うし、プロテスタントの中でも教派によっていろいろあります。
今回はオンラインということで、特にくだけた雰囲気でしたが(笑)、救い主としてイエス様がこの世に来られたことを祝い感謝するのですから、必ずしも厳粛でなくても楽しい雰囲気でもいいのではないでしょうか。
コロナ禍で1年近く自粛を強いられて疲れた私たちに元気をくれる楽しい礼拝でした。準備してくださった皆さんありがとうございます。
心配事は神様に任せて穏やかな気持ちで日々感謝を忘れず暮らしていきたいです。
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