【韓国KBSニュース】PM2.5中国は人工降雨で大気浄化 - True Vine

【韓国KBSニュース】PM2.5中国は人工降雨で大気浄化

『PM2.5をとらえろ』…ミサイルを撃って「人工降雨」KBSニュース

『PM2.5をとらえろ』…ミサイルを撃って「人工降雨」

こんにちは。韓国在住のはんなです。韓国の秋は紅葉が鮮やかでひときわ美しいと思っていたのに、最近はPM2.5などによる大気汚染がひどくなってきて残念に思っていたところ、気になるニュースが飛び込んできました。それは中国の大都市では空気浄化の目的でヨウ化銀による人工降雨が常態化しているというものです。

中国の気象操作と言えば、北京オリンピックの開会式が雨の予報だったために事前に雨を降らせる『人工消雨』を行ったことが有名ですが、その後も行われていたのでしょうか。

PM2.5などによる大気汚染

中国の大都市では空気浄化の目的でヨウ化銀による人工降雨が常態化

こちらがそのニュース。韓国語です。字幕はありません。

人工降雨に関するKBSニュースの要約

2018.11.11にKBSニュースで報じられたこのニュース。
要約しますと、人工降雨技術とは、ヨウ化銀を仕込んだ砲弾を雲に打ち込んで雨粒を作り出す技術で、中国では数年前から大都市で空気浄化のために人工降雨を実施してきたというのです。飛行機で直接雲の中に入ってヨウ化銀を散布したりもしますが、対空砲や地対空ミサイルを利用する方式がより広く採用されているそうです。


最近ではAIを搭載した無人機やドローンを利用する段階まで進んでいます。そのせいで費用が抑えられて経済的になったため、広範囲にわたって数万発を発射したりもするそうです。

無人機

中国、人工降雨成功率・効率性同時達成

中国全域で『人工降雨』普遍化

中国全域で『人工降雨』普遍化

画像は先月10月26日から28日までの3日間に白頭山で山火事防止目的で行われたときのもので、この時は砲弾を撃ち込んでから3時間ほどで雪交じりの雨が降ってきたと伝えています。
この技術は土壌汚染や異常気象を引き起こすという指摘がなされているにもかかわらず、中国当局は人工降雨技術を拡大発展させています。

来月ソウルで中韓環境協力関連の初めての局長級会談が行われます。
その中にPM2.5共同対応など6個の懸案の中に人工降雨協力も含まれているということです。

ヨウ化銀について

ヨウ化銀の毒性が気になったのでウィキペディアで調べてみました。
その『性質』には次のように記載されていました。

組成式は AgI。式量234.77、融点552 °C、沸点1506 °Cの黄色の粉末で、光を浴びると光化学反応をおこし、黄緑色を経て黒色化する。これを利用し、臭化銀(I)と同様に、写真の感光剤にも使われている。
結晶構造が氷に似ているため、水が結晶する際の種となりやすい。そのため、ヨウ化銀(I)の粒子を大気中に散布すると、それを核にして雲が発生する。そのため、人工降雨の用途に使われている。ヨウ化銀(I)には毒性があるが、人工降雨に使用される量は非常に微量であり異常摂取でもしない限り人体に影響を与えるほどではない。

わずかでも、毒性があるのですね。人工降雨が頻繁に行われることになってくると、日本や韓国は風下になるので心配です。
それに日本や韓国で雨を降らすはずだった雲から強制的に中国で雨を降らせてしまっては、こちらは干ばつになる恐れもあり得ます。

漫画『ワンピース』(尾田栄一郎著)のバロックワークスのクロコダイルによる『アラバスタ乗っ取り計画』が頭をよぎりました。まさにこの計画は気象操作によって干ばつを引き起こし、内乱をおこさせて国を乗っ取るという計画でした。こんなことが現実に起きてもおかしくないのではないでしょうか。

気象操作に伴う恐怖

ニュース映像の中でドローンでも人工降雨が可能だと言っています。ドローンは簡単に手に入り、小型なので個人が所有して楽しむことも増えました。高性能なものはGPSが内蔵され、人工知能による自動運転も可能です。こんなもので人工降雨が可能なら、人知れず狙った地域に集中豪雨を振らせることだって条件さえ整えば不可能ではないでしょう。気象兵器という言葉が思い浮かびます。昨今の異常気象とその被害の甚大さを鑑みれば、ただの雨と捨て置ける問題ではありません。恐怖を感じるのは私だけではないはずです。何らかの規制や取り決めが必要だと思います。

ひどくなってきている大気汚染

それはそうと韓国での大気汚染はここ数年で急にひどくなりました。

2018.11.7大気汚染

2018.11.7大気汚染状況

(出典:Real-time Air Quality Index (AQI))

最近で特にひどかった11月7日水曜日の様子です。ここまでひどいと、外出は自粛しなければ敏感な人は目や呼吸器、皮膚にトラブルを起こすレベルです。

もちろんこんな日がずっと続くわけではありませんが、来月の局長級会談などを通して何とかしてほしいものです。

かといって韓国まで人工降雨技術を使うと言い出したらそれはそれで心配ですけどね。

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