【韓国の地方旅】海辺散策と海鮮市場の楽しみ方
韓国西海岸小旅行記
春に海辺に遊びに行ったら、何をしますか?
海辺を散策したり、新鮮な海産物の市場を見物したりしますよね。韓国でもそれは日本と同じです。
海産物市場には所狭しと水槽が並び、生きのいい海産物たちが売られています。
ただ日本だと、市場では買って帰って家で食べるのが一般的だと思いますが、韓国は少し違います。
4月8日に海辺に遊びに行ってきたので、その時の写真とともに韓国の地方旅行をレポートします。
桜のトンネルを抜けて
天気のいい春の土曜日。ドライブで西海岸の海に向かいました。
今年は桜の開花がすごく早くて、うちの近所の桜はすっかり葉桜になっていたのですが、海に向かう道がなんと満開の桜のトンネルになっていて、とてもきれいでした。
海鮮市場で生きたタコや貝を買う
港のすぐ横の2階建ての建物が市場で、中に入るとすぐにわかめや昆布屋スルメなどを扱う乾物屋さんが試食の裂きイカとみりん干しのようなものを渡してくれました。
食べながら少し奥へ進むと、通路沿いに小さな店がずらりと並び、水槽にはタコやイカやナマコがいっぱい入っています。週末だったため通路は人が多くて奥へ進むのも大変な状態でした。
入り口近くのお店で旬のイイダコ (韓国語でチュクミ:주꾸미)を1kg注文すると、水槽から生きたタコを取り出してくれました。
タコ7匹におまけでホヤやら貝やらをポイポイ放り込んでくれて、5万ウォンでした。
時価ですから仕方ないですが今年はまだ漁獲量が少なく高めとのことで、またもう少ししたら安くなるかもとも聞きました。
市場の2階の食堂へ
ここで食べていきたいと伝えると、買った海産物をバケツに入れたまま持って、お店の人が先導して2階の食堂へ連れて行ってくれます。
ここではテーブルセットと調理代が1万5千ウォンほどかかりますが、海を見下ろしながらすぐに新鮮な海産物が食べられます。
テーブルに着くと、付け合わせのおかずとさばいたホヤと洗ったタコ、鍋に野菜と一緒に貝を入れてテーブルのカセットコンロにセットしてくれました。
洗ったタコはまだ元気いっぱいなので、何度も脱走を試み、そのたびにトングで引きはがされて容器に戻されていました。
しかしそのタコたちも、煮えたぎる鍋の中へ容赦なく入れられることになります。
残酷ですが、ごめんねと謝りつつ、感謝していただきました。
煮えたらトングと鋏を使って食べやすい大きさに切って取り皿にとって醤油またはチョコチュジャンという甘酸っぱ辛いソースにつけた食べます。
メスのタコは白くて細長いご飯粒のような卵がいっぱい入っていて、淡白で粒粒していておいしかったです。
海産物をだいたい食べ終わったら、食事を選びます。ここではご飯かラーメンかカルグクスという韓国のうどんのような麺から選択できたので、ご飯とラーメンにしました。
ラーメンはそのまま鍋に入れただけで何の味付けもしなかったのですが、鍋のスープの味が利いていておいしかったです。
海岸散歩と乗馬、韓国版モーセの軌跡
食後はすぐ横の浜辺を散策しました。
夏は海水浴場になるところで、結構広く砂浜が続きます。
砂浜には白くてきれいな丸い石がいっぱい落ちていて、思わず探して拾ってしまいました。
浜の中央には名産のタコの石像もありました。
カモメもいましたし、週末だったため観光客向けの馬もいました。
乗馬体験は1回1万ウォン。とてもおとなしい馬でした。
市場から海岸に沿って南下するとビチェペリスというコンドミニアムもあり、その前にはテントを張って休む人たちも見えました。あとで地図を見たらその近くにオートキャンプ場もあったようです。
そのコンドミニアムの目の前にはソクテドという小さな島があるのですが、なんと干潮時にはそこに道ができて歩いて渡れるそうです。
あいにく私の行った時間は島への道は海の中でしたが、途中までは橋で渡ることができ、磯で小さな巻貝や海藻を観察することができました。ひじきに似た細い草のような海藻はコッシレギといって食べられるそうで、袋に一杯採集している人もいました。水はすごく澄んでいてきれいでした。
橋のたもとではホヤなどをさばいて出してくれる屋台も店を広げていました。
海を見降ろすカフェ
散策の後は漁港を見下ろす高台にあるカフェが雰囲気があって気になったのでそこへ行ってみることにしました。
名前はサンファホン。サンファは小説家の名前で、その人の別荘だったところをカフェにしたのだそうです。
崖に立体的に複数建てられた建物からは、港や海岸を見下ろしながらコーヒーを楽しめます。
地図で場所を確認
ボリョン市のホームページ(日本語)https://www.brcn.go.kr/jap.do
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