【韓国】鶏龍山(ケリョンサン)の麓のおすすめのカフェ『CAFE GRACE』
最近でこそ減りましたが、数年前までは登山ウエアを着て住宅街を歩いているおじさんおばさんをよく見かけました。機能性を追求したブランド物の登山ウェアは決して安いものではありません。それでも着るのはそれがおしゃれだと信じていたからなのでしょう。海外旅行に出かける人が増えた時期でもあったので、当時海外に行って派手な登山ウェアを着た人を見かけたらたいてい韓国人だと言われたりしていました。
もちろん登山ウェアを着ている人たちすべてがファッションのためだけに着ていたわけではありません。毎晩の健康のための散歩や、毎朝の裏山のトレッキングなどのために活用していた人も多かったです。韓国ではあまり高くない山が生活圏の近くに位置していて、日本よりも気軽に山歩きを楽しむ人が多い印象です。
今日はそんな登山口に位置するおいしいカフェをご紹介します。
鶏龍山(ケリョンサン/계룡산)
忠清道に位置する鶏龍山(계룡산:ケリョンサン)は1968年韓国で2番目に国立公園に指定された忠清南道一の名山です。標高は最高峰のチョヌヮンボン(天皇峰:천황봉)の845mで、その周りを10の峰と7つの渓谷が囲んでいます。
カプサ(甲寺:갑사)、トンハクサ(東鶴寺:동학사)、ムーダン
鶏龍山(계룡산:ケリョンサン)は神聖な山とされており、トンハクサ(東鶴寺:동학사)やカプサ(甲寺:갑사)などの有名なお寺があり、周辺には多数のムーダンと呼ばれる巫女がいます。ムーダンの家には白と赤の旗が立ててあるのですぐにわかります。ムーダンは呪術的な力で刀の刃の上をはだしで飛び跳ねたりしてもケガをしないのだそうです。私は気持ち悪いし怖いので近寄りませんが、韓国ではいまだに何かとムーダンを頼りにする人も多くいるようです。
スットンコル
鶏龍山(계룡산:ケリョンサン)に入れる登山道の入り口は何か所もありますが、そのうちの一つに大田市側の渓谷「スットンコル」から登る道があります。国立大学のハンバッ大学(한밭대학교)からすぐ近くのところです。お寺がある登山道は入山料をお寺に納めないと山に入れないのですが、こちらはお寺がなく無料で入れます。本格的な山道になる前の開けた渓谷沿いに散歩道が整備されていて、たくさんの人が訪れます。夏には渓谷に入って遊ぶ子供たちでにぎわいます。渓谷には小魚がたくさん住んでいます。
上のリンクでは韓国語のケリョンサン国立公園のページが開きますが、いちばん上の方のLanguageのボタンを押すとJapaneseも出てきて、韓国中の国立公園のページに移動します。左の方の地図の中から鶏龍山をクリックすると日本語の鶏龍山のページに移動できます。
おすすめのカフェ『CAFE GRACE』
外観
今日はこの鶏龍山国立公園のスットンコルの入り口付近にある『CAFE GRACE』というカフェをご紹介します。
コーヒーもワッフルもおいしく居心地もよい3拍子揃ったカフェです。
『CAFE GRACE』は山に向かって右側にある白と水色の明るいたたずまいの2階建ての建物です。
店内の様子
中に入ると木を基調にした暖かい雰囲気のインテリアと、あちこちに置かれた小物やカップ、暖炉、雑誌、クッションなどが、居心地の良い空間を演出しています。
イケメンなマスター
ご主人のイーさんはすらりと背の高いダンディなイケメンさんです。どうして韓国のカフェにはこうも素敵なご主人が多いのかと不思議に思います。
もともと会社員だったけれどコーヒー好きが高じてカフェの主人に転身、コーヒーについてあちこちで講義をしたりもするほどコーヒーに深い造形のある方です。
話しかけるととても人懐こい笑顔で気さくに応えてくださいます。ちかいうちにコーヒー農園を見にアフリカあたりに行こうと思っているんだとか!
私も連れて行ってほしい…。
自家焙煎のカフェ
こちらのカフェは自家焙煎を行っていて、店の片隅には焙煎機と生豆の袋が置いてあります。焙煎したての新鮮な豆の販売も行っています。
こちらでは数種類の中からコーヒー豆を選んでハンドドリップも注文できます。手作りクッキーやダッチコーヒーもあります。
今日はアメリカーノとイチゴのワッフルを注文しました。焼きたてのワッフルとコーヒーはよく合います。
書いていたら思い出してまた食べたくなってきてしまいました。いかん、よだれが…。
メニュー
もしもスットンコルやハンバッ大学に来ることがあったら、是非寄ってみてくださいね。
所在地の地図
店名:CAFE GRACE (카페 그레이스)
住所:대전광역시 유성구 덕명동 218−1
218−1 Deogmyeong-dong, Yuseong-gu, Daejeon
電話番号:042-825-1203
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