귀가 얇다(耳が薄い)ってどんな意味?韓国語の慣用句を勉強しよう
面白い韓国語の慣用句
外国語を勉強していて、一つ一つの単語は知っていても、それがつながると意味が分からないことがありませんか?もしかしたらそれは慣用句かもしれません。
日本語にも慣用句はたくさんありますね。「顔が広い」とか「口が軽い」とかのようなものです。前者は実際に顔の面積が広いわけではなく、知り合いが多い人のことだし、後者は隠し事ができずなんでも人にしゃべってしまう人のことですね。
韓国語にもこれらと似た慣用句がたくさんあって、日常的によく使われます。
日本語と同じものもありますが、違うものが多くて知れば知るほど面白いです。
これから少しずつ紹介していこうと思います。
「귀가 얇다(クィガ ヤlpタ)」の意味は「耳が薄い」?
「귀가 얇다(クィガ ヤlpタ)」は、直訳すると「耳が薄い」です。
実際の意味は、他人の言葉を簡単に信じてしまう人に対して使います。日本語の似た言葉だと、「真に受けやすい、信じやすい、だまされやすい、流されやすい、鵜呑みにしやすい」などに該当します。
店員のセールストークを真に受けて必要ないものを買ってしまった人などに対して良く使います。
かくいう私も「귀가 얇은 사람(クィガ ヤルブン サラム)」(真に受けやすい人)のうちの一人です。必要もないのに押しの強い販売員のセールストークに流されて、子どもの学習教材を契約して、夫に怒られ、後でクーリングオフするのに苦労したという苦い経験が過去に何度かあります。だって韓国のおばさんのヤリ手販売員ってものすごく押しが強いんですよ!断っても断っても手を変え品を変えて食い下がってくるのです。相手が外国人だろうが関係ありません。彼女たちは、もう、狙った獲物は逃がさないのです。怖いです…。
それ以来、はじめから販売員にはつかまらないように、話は聞かないようにしています。私のような「귀가 얇은 사람(クィガ ヤルブン サラム)」(真に受けやすい人)には、これが一番賢明な方法です。
「귀가 어둡다(クィガ オドゥpタ)」の意味は「耳が暗い」?
「귀(クィ)」(耳)が出てきたついでに、「귀가 어둡다(クィガ オドゥpタ)」という慣用句も紹介します。
これは直訳すると「耳が暗い」です。実際には、他人の言葉をよく聞けない人に対して使われます。日本語だと、「耳が遠い」や、「噂や情報に疎い」「呑み込みが遅い」などの、いろいろな意味に該当します。
耳と言えば聴覚をつかさどる器官であるのに、「暗い」という視覚に関係した動詞と組み合わされるというのが何ともユニークですね。
「눈이 어둡다(ヌニ オドゥpタ)」の意味は「目が暗い」?
ちなみにちゃんと、「눈이 어둡다(ヌニ オドゥpタ)」、直訳で「目が暗い」という慣用句もあります。こちらには「目がよく見えない」というもっともな意味もありますが、一方で「欲に目がくらむ」という意味もあります。欲に目がくらんだり、何かに気を取られて正しい判断ができない状態のことです。
いかがでしたか?今日紹介した3つの慣用句はどれもよく使われるものばかりです。覚えておいてくださいね!
折しも今日は4月1日エイプリルフールです。エイプリルフールは韓国語で만우절(マヌジョル:万愚節)と言い、日本同様たくさんの嘘が蔓延する日です。귀가 얇은 사람은 충분히 조심하세요!(クィガ ヤルブン サラムン チュンブニ チョシマセヨ!信じやすい人はよく気をつけてくださいね!)
他にもたくさんあるのでこれからもまた紹介できたらしていこうと思います。
韓国語勉強中の方、一緒に頑張りましょう!
今回出てきた単語
귀(クィ):耳
얇다(ヤlpタ):薄い
눈(ヌン):目
어둡다(オドゥpタ):暗い
가(ガ)/이(イ):(主格助詞)~が
사람(サラm):人
은(ウン)/는(ヌン):〜は(主題、対比を表す助詞)
충분히 (チュンブニ):充分に
조심하다(チョシmハダ):気をつける
〜세요(〜セヨ):〜してください
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