韓国で防疫パス(ワクチンパス)義務化!罰金も
塾もいけない?子どもにまでワクチン強制と同じ!
こんにちは!
ほんの2年前までの自由な世界が嘘だったかのように、新型コロナウイルスのせいで今世界は急速に変化していますね。
自分の体に、mRNAワクチンを打つかどうかを自分で決められない世の中になろうとしています。
フランスでは、新型コロナウイルスのワクチン接種などを示す「衛生パス」の提示が7月に義務化されました。
オーストリアが2022年2月からワクチン接種を義務化する方針を決定しました。
ギリシャでも2022年1月16日から、60歳以上の未接種者に毎月100ユーロの罰金を科すことが決まりました。
ドイツでも2022年2月には、一般へのワクチン接種の義務化が実施される見込みです。
ワクチンを打たないと自由が大幅に制限されます。
このような流れはさらに広がっていくのでしょうか。
韓国では、ワクチンは強制ではありませんが、実質的に義務化と変わりないような措置が今日(2021年12月13日)から実施されることになりました。
防疫パス(ワクチンパス)の義務化です。
防疫パス(ワクチンパス)義務化
韓国では、2021年12月13日(月)から、防疫パス(ワクチンパス)が義務化され、違反すると罰金が科されるようになりました。
義務化される施設
防疫パス(ワクチンパス)提示が義務化される施設は、
- 食堂
- カフェ
- 塾
- ネットカフェ
- 映画館
- スタディカフェ
- 室内スポーツ競技場
- 博物館
- 美術館
- 科学館
- 図書館
- パーティールーム
- マッサージ按摩施設
- 遊興施設
- カラオケ
- 銭湯・サウナ
- 競馬・競輪・競艇・カジノ
などです。
これらの施設に入る際は、必ずスマートフォンで防疫パス(ワクチンパス)を提示しなければなりません。
(追記:2022年1月10日からは3000㎡以上の大型マートやデパートも防疫パス義務化対象となりました。これにより、未接種者は48時間以内の陰性証明か感染者の隔離解除証明、医学的理由による接種免除の証明などがない限り、デパートやマートには一人で行っても入店禁止となります。16日までは移行期間ですが、17日からは違反した場合罰金対象となります。また、防疫パスの有効期限も10日から適用され、2次接種後14日から6か月間を過ぎるとブースター接種が必要となります。)
ワクチン未接種者の扱いは?
これらの施設のうちで、ワクチン未接種者が利用できる施設は食堂とカフェだけです。
しかも、ワクチン未接種者はその場合は、48時間以内に行ったPCR検査の陰性証明書、または感染者の隔離解除証明、医学的理由による接種免除の証明のどれかを提示しなければなりません。
カフェや食堂の人数制限も再度強化されて、同行は首都圏は6人まで、それ以外は8人までで、うち、ワクチン未接種者で証明書がない人は1人のみ許容となります。
(追記:12月18日からは全国的に4人までに制限が強化されています。未接種者は単独利用なら可能。)
はい、そういうことですね。どちらかがPCR陰性確認書を準備するか、おひとり様ご飯なら大丈夫です。
図書館も使えないし、映画館にも行けないし、これでは文化的な生活は送れないのでは?と思います。
実は私も接種していないうちの一人です。
コロナワクチンは、接種者本人の発症や重症化は防ぐかもしれませんが、感染は防げないし、周囲への感染も防げません。
効果持続期間も短く、ブレイクスルー感染も多数報告があります。
まだ開発されて1年しかたっていない未知のことが多いワクチンで、重い副反応や死亡例も多数報告されています。
開発にかかわった専門家やノーベル賞受賞者も警鐘を鳴らしていました。
これらを総合的に判断して、私は接種しないことに決めました。
この政策がこのまま続くなら、韓国を脱出しなければならないかもしれません。
違反した場合
この義務に違反した場合は、利用者も事業主も双方に罰金が科されます。
客は罰金10万ウォン(約1万円)ですが、事業主側は1回目の違反時は150万ウォン(約15万円)、2回目は300万ウォン(約30万円)、3回目の違反で3か月間の運営禁止命令、4回目になるとなんと施設閉鎖命令も可能となります。
こうなったのもウィズコロナ開始以降、最近の感染者数の急増のせいです。
最近は新規感染者数7000人台が連続し、前日が日曜日だった12月13日も、日曜日としては最多の5817人、重症者は873人、死亡者は40人(致死率0.82%)で、入院待機者が1533人もいるなど、病床がひっ迫しています。
ちなみにオミクロン株にかかった人は韓国内で114人になりました。
防疫パス(ワクチンパス)の有効期間
しかも防疫パス(ワクチンパス)には有効期間があります。
防疫パス(ワクチンパス)の有効期間は、ワクチン2次接種6か月までで、それ以降は3次接種(ブースターショット)を受ける必要があります。
ブースターショット
2次接種後3か月経過した人は今日(12月13日)からだれでも3次接種の予約ができます。
防疫パス(ワクチンパス)提示義務対象除外者とパス代替となる証明書
現時点では18歳以下の子とコロナ完治者、医学的理由によりワクチン接種できない人は対象外となります。
完治者の場合はコロナ隔離解除確認書(有効期間6か月)が必要です。
接種できない人も医師の診断書や所見を提出して例外確認書を取得することが必要です。
来年2月からは12歳~18歳の子供も義務化対象になります。(2022年3月からに変更)
防疫パス(ワクチンパス)提示義務除外施設
- 結婚式場
- 葬式
- 遊園地
マートデパート- キッズカフェ
- ゲームセンター
- 宿泊施設
- 展示会
- 美容室
- 学術行事
- 宗教施設
静かな図書館や美術館はパスが必要なのに、キッズカフェや遊園地はいらないんだ…。フーン。変なの。
子どもにもワクチンパス
子どもに対しての接種はすでに始まっていますが、学校でのコロナワクチン集団接種も12月15日から始まります。
2022年2月1日以降はワクチンパス義務化が子供にも適用され、ワクチンを2次まで接種終了していないと塾にも行けなくなってしまうので、反対する声も多いのですが、現時点で8万433人が学校での接種を申請しているそうです。(追記:1月3日0時基準で12~17歳の接種完了率は50.8%、1次接種率は75.1%)
(追記:青少年の防疫パス導入は、2022年1月4日に、保護者団体などによる申請を受け入れた裁判所により3月1日まで一時執行停止となりました。)
しかしやはり子供の接種には慎重な保護者が多いです。
この防疫パスの強引なやり方には青瓦台の国民請願にも学生と親の双方から反対意見が出ており、何十万人もの賛成者がいましたが、政府は考えを変えてはいません。
今後政策が変更されることを期待してやみません。
初日の運用は失敗に
ワクチンパス適用初日の今日ですが、システムに負荷がかかりすぎたことにより、ランチタイムに防疫パスのQRコードが開かず、混乱するケースが相次いだそうです。
お店の入り口でお客さんが密集して大騒ぎになってしまったとか。(パス逆効果…皮肉なものです)
このため、夜になって12月13日は防疫パスの適用を見送るとの連絡が来ました。
やれやれ。
心配なこと
このようにワクチンパスを導入すると、個人の自由が制限されてしまいます。
パスがないとカフェやレストランのみならず病院にも行けなくなったフランスなどでは連日デモが起こっていました。
イタリアではなんと公共交通機関の利用も禁止になったそうです。
こんな状態は異常であり、長く続けるべきではありません。
人々の権利は平等ではなくなり、社会が2分されてしまいます。
このようなワクチン一択の政策は、まるでワクチン未接種者が自分勝手で迷惑な保菌者かのような意識を人々に植え付けることになるでしょう。
私はいま世界がおかしな方向に向かっているようで、怖いです。
日本が追随しないよう願っています。
追記:2022年3月1日防疫パス暫定中断
2022年3月1日から防疫パスが全面的に暫定中断されました。
食堂やカフェに入るときもパスの提示義務はなくなりました。
よかったです!
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