愛猫退院!入院費用と猫下部尿路疾患(FLUTD)の症状と再発予防についてのまとめ
祝・退院!猫下部尿路疾患(FLUTD)、急性腎不全、尿毒症からの生還
今日、3日目にして我が家の猫君、退院できました!ぐったりとしていた3日前とは比べ物にならないほど元気になっていて、一安心です。
尿道にプラグができておしっこが出なかっただけでなく、そのせいで急性腎不全も併発し、さらに尿毒症まで併発していた猫君。お医者様も手遅れかもと思うほど、悪い数値だったとお医者様が明かしてくれました。
再度血液検査をした結果、幸いなことに腎臓も正常に戻り、あとは再発しないように気を付けるだけです。
そのために、お薬と、お薬を飲ませるための道具、療養食のキャットフード、健康補助食品2種類を、勧められるままに購入しました。再発しては大変ですから背に腹は代えられません。
今回猫の検査と入院にかかった費用
施術と諸検査代、薬代、3日間の入院でかかった費用は93万ウォン、上記の療養食などの付属支出が87000ウォン、合計で100万ウォン(約10万円)を超過する支出となりました。日本と同じく韓国でもペットは保険がきかないので、検査や処置の一つ一つが高額なのです。もし大学病院に行っていたらこの5倍くらいかかっただろうとお医者様に言われました。恐ろしすぎます。この額でも突然の大きな支出で我が家の家計は今後火の車になることほぼ決定です。しかも療養食の餌や健康補助食品は6か月ほど続けなければなりません。ペット保険に入っておけばよかったと、今になって心から後悔しています。
猫下部尿路疾患(FLUTD)の症状、併発しやすい病気、注意点
今後の再発防止のためにも、お医者様が見せてくださった本(題名不明、韓国語)に書いてあった特徴と、先生に言われた気を付けることなどを覚書もかねてこちらにまとめておきます。皆さんのおうちの猫ちゃんの健康の助けになれば幸いです。
臨床症状
排尿困難
排尿時の痛み
頻尿
濃縮尿
血尿
不適切な場所へ排尿
尿排出の完全閉塞
排尿の行動学的変化
2~6歳の猫に多い
肥満
運動不足
室内の砂トイレに排尿
外部出入り制限
水分摂取不足
ペルシアンに多い
中性化手術を施した猫の方が発病率が高い
泌尿器系閉塞の危険性は雄猫が高い
年間発生率0・5~1%(アメリカ、イギリスの場合)
併発しやすい病気
膀胱炎
急性腎不全
尿毒症
予防のためにできること、注意点
餌に気を遣うこと。栄養バランスの取れた良質の餌をやるようにし、人間用に味付けされた食べ物をやらない。
トイレを清潔に保ち、トイレの砂も快適なものを使う。もしもトイレ以外の場所に排尿したりマーキングを行うようなら、トイレに問題がないかチェックする。
水分摂取がしやすい環境を作る。常に清潔な水が飲めるように心がけ、あちこちに水を置いたり、それでも水を飲みたがらないようなら、流水の給水器を使うなども一案。猫は流れている水を飲みたがる。
運動不足や肥満にならないように気を配る。猫と遊んでやる時間を増やしたり、キャットタワーを設置して三次元で動き回れる環境を作ってやる。
日ごろから猫の様子に気を付けて、異変に早期に気づいてやれるようにする。異変があれば早めに動物病院で受診する。
備考
この病気は一度かかると再発することが多い。
再発防止のためにユーリンケア用の餌に切り替える。
健康補助食品は1日に1~2回与える。
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