【悲報】うちの愛猫(ペルシアンチンチラ)がFLUTDで入院!その顛末(異変、原因など)
猫が入院した!猫を飼うとき気を付けることと、放っておいてはいけない症状
我が家でかわいがっている猫が何と昨日入院してしまいました。
トイレを変えたり、トイレの砂を変えたり、来客があったりと、思えばいろいろな異変や環境の変化がありました。飼い主の無知のせいで猫が病気になったのかもしれない…。猫を飼っている人に知ってほしいので、自戒の念を込め、恥を忍んで今日はそのことを書きます。
我が家の猫紹介
何度か記事に写真が出てきていますが、うちの猫はペルシアンチンチラの5歳の雄猫です。生まれて1か月ごろに我が家にやってきました。ペルシアンチンチラはグレイがかった白い長毛に風格がある美しい猫で、性格も穏やかで飼いやすい猫です。
サンチュなどの野菜が好きで、サラダを作り始めるとおねだりにきます。人懐っこく、知らないうちによってきて近くに座ったり、膝に乗って眠ったりします。本当にかわいくて、膝の上で寝られるともう身動きが取れません。ずっと犬派だった私は最初猫を飼うことには反対でしたが、飼ってみたらその可愛さに虜になり、断然猫派になってしまいました。
猫の異変と環境の変化
この病気が分かる2週間前からの我が家の様子です。何が問題だったのかわかりますか?
この子が最近、朝料理のためにキッチンにたっていてもあまり近くに来なくなっていました。最近私がかまってやらないから嫌われたのかなくらいに思っていました。
また、娘が、抱っこした時に、「おなかが出てる」と言いました。この時も、食べすぎたのかなくらいにしか思っていませんでした。
最近、久しぶりに猫のシャンプーをしました。そうしたら、少し吐く回数が増えたようでした。もともと猫は毛づくろいしてヘアーボールを吐き出す習性があるので、あまり気にはしませんでしたが、毛にシャンプーが残っていたのかな、と、少し思いました。
このころ、トイレの砂が切れかかっていて、かなりケチって入れてありました。
それで買いに行ったのですが、いつも買う日本製のおからのトイレに流せるタイプの砂は一袋12000ウォン(1200円)もするのに、韓国製の似たようなおからの流せる砂をインターネットで買うとそのたった3分の1の値段で買えることに気づきました。それで今回はネットで買うことにして買わずに帰ってきました。ところがそれが3連休の初日の3月1日金曜日でした。ネットですぐに注文を入れましたが、翌日配送と書いてあったのにちっとも来ず、気をもんでいたらやっと火曜日に来ました。
この砂が少なかった日曜日、我が家に来客がありました。4家族、幼い子供も入れて13人ほどが集まって、3時間ほど子供たちも遊んでいきました。猫は最初ベランダに出しておきましたが、子どもたちが猫に興味津々なので少し触らせてあげました。
ちょうど同じころ、主に猫の世話を担当している夫が、たまたまマートで見かけた日本製の深くて大きな猫のトイレに一目ぼれして購入しました。大きいので砂が飛び散って周りが汚れたりすることが少なそうだし、猫も隠れて用を足せるのできっと落ち着いていいのではないかということでした。
それで、新しい砂が到着したのを機会に、トイレも新しいものに変えました。
新しいトイレでもちゃんと大きい方をしてくれましたし、思った通り砂の飛び散りも少なく、用がなくてもそこに入っていることがあったので、気に入ってくれたんだと喜んでいました。
でも、このころますます元気がなくなり、あまり姿を見せなくなり、ひとりでベランダの昔のトイレに座っていたりするようになりました。
吐く回数が増え、食欲がないように見えました。
あるとき、吐いた後に後ろ足に力が入らないようによろけました。
これが、その翌日になると、もう吐いていなくても歩くのがしんどそうになっていました。これは明らかにおかしいので、すぐに動物病院に連れていくことにしたのです。
動物病院で行った検査
動物病院では先生の触診で膀胱が膨らんでいると告げられ、すぐに検査が必要と言われました。
行った検査は
血液検査
尿検査
X線撮影
超音波検査
炎症検査
膵臓の検査
です。口頭で説明を受けましたが、保険がきかないので一つ一つが高額!でも仕方がないので受けさせました。
下部尿路疾患(FLUTD)
診断結果
検査の結果分かったことは、尿道に結石があって詰まっていること、そのせいで尿が出せず膀胱が大きくなっていること、腎臓も大きくなっていること、肝臓にも異変が起きていること、尿の毒素が血液に溶け出し、尿毒症になっていること、幸いにもすい臓は正常だったこと、などなどを知らされました。いろいろと危険な数値が出ており、このまま放っておけば命の危険があるのですぐに尿道を通しておしっこを出す施術を行う必要があると言われました。
病名は「下部尿路疾患(FLUTD)」という診断でした。
レントゲン写真
こちらが実際のレントゲン写真です。
黄色で囲んだのが膀胱、緑で囲んだのが腎臓、青が腸です。膀胱が大きく膨らんで、腸が横に押しやられているのが分かります。
こちらは腎臓ですがこれも膨らんでいます。
こちらはおしっこが出るところです。猫の尿道はなんとおしりについているのです!その尿道(写真の黄色で囲ったところ)になにかが詰まっているのがかすかに見えます。
下部尿路疾患(FLUTD)にかかりやすい猫
この病気は2歳から6歳までの猫に多く見られる病気で、室内飼いのペルシアンチンチラの雄に特によく見られる病気だということです。なんとうちの子に全部当てはまっています。
下部尿路疾患(FLUTD)の主な原因と症状
この病気のはっきりした原因は不明だとされていますが、その85%はストレスによるものだという研究結果があるそうです。先生がおっしゃるには、トイレが変わったり、トイレの砂が変わったり、餌が変わったり、慣れない来客があったり、主人が留守にしたり、といったことが主要なストレス要因として挙げられるそうです。
うちの子にも最近重なって起こったことばかりですね。お医者さんに猫のトイレを変えるときは特に慎重にしないといけないと言われてしまいました。トイレによく座っていたのは、尿を出したかったからだったのです。その他にも、よくおしりをぺろぺろと舐めていました。これもこの病気のサインの一つだそうです。歩行困難、嘔吐や食欲不振、元気がないなどの症状も、尿が出せないために尿毒症になりかかっている重要なサインです。無知な主人で本当にごめんね。
施術後入院、面会
というわけで、麻酔薬の説明を受けてサインし、施術してもらってそのまま入院ということになりました。
一旦家に帰り、午後、学校から帰宅した娘と一緒に行ってみたらこのような姿になっていました。
尿管に挿入されたカテーテルからでる尿にはまだたくさん血が混じっています。
細い前足にはリンゲル液が点滴されています。もう麻酔は切れているとのことでしたが、ぐったりと横になっていて、呼んだらこちらを向きましたが、頭を持ち上げるのも面倒な様子でした。
こちらが尿道をふさいでいた結石の一部です。本当はもっと細長かったそうです。触ってみるとかなり堅かったです。
一夜明けた今日は退院できるのかと期待していましたが、先ほど今日もまだ退院できないとの連絡が来ました。まだ尿に血が混じっているとのことです。それに、膀胱はパンパンに一度膨らむと、尿を抜き取っても、一度膨らませた風船のように、すぐには元に戻らないのだそうです。そのため、数日間は尿道に管を通しっぱなしにして、常に膀胱が空の状態にしておいてあげるんだとのことでした。
明日こそは退院できるといいのですが…。
私のようにペットが病気になってから後悔しても遅いです。
ペットを飼うなら、ペット保険を早めに検討しておきましょう。
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