韓国で初めてPCR検査を受けた話
コロナ禍になって2回目のチュソク
韓国では旧正月と旧盆が2大名節と呼ばれて、大型連休となり、故郷に帰って親せきと会ったりお墓参りをしたりする大事な年中行事になっています。
今週の火曜日(9月21日)がそのうちの一つである旧盆、韓国語で「チュソク(秋夕/추석)」で、月曜日から水曜日まで(9月21日~9月23日)お休みでした。
今回のチュソクは家ではワクチン接種が完了した人4人を含む8人までの家族や親戚の集まりが許可されたので、大勢では集まれないけれどもそれでも家族や親せきに会いに行った人は去年よりも5.1%多かったようです。
この国民の大移動に合わせて、国は新型コロナの「選別診療所」と呼ばれる無料PCR検査所を、大きな駅や高速道路のサービスエリアにも設置しました。
長い間風邪一つ引かずに健康に過ごしてきた私ですが、ここにきて急に頭痛と微熱(37.1度ですが)が出たので、心配になり、周りに迷惑をかけることになってはいけないと思い、選別診療所に行ってみました。
韓国のPCR検査所
ここが私が訪れた選別診療所です。競技場の駐車場に設けられたコンテナとテントの簡素なつくりです。
行列が作れるように屋根とロープはありましたが、がらんとしていて、待っている人は5,6人程度でした。
のぼり(?)といっていいのか、布の看板に手順が書かれていて、まずはそこに印刷されているQRコードからスマホで問診票を開いて記入、送信で提出します。
提出したらテントに机を出しただけの受付に行きます。
不織布エプロンとフェイスガードにマスク姿の受付の人が問診票が提出されていることをパソコンで確認してから細いプラスチック容器に個別のシールを印刷して貼って渡してくれます。
それをもって隣のテントに移動すると、すぐに「はい、口を開けて~」と唾液を長い綿棒のようなもの(?)で採取され、すぐに鼻の穴からもニューンと喉のあたりまで突っ込まれて涙がジワリと出ましたが、一瞬で終わりでした。
あっけなかったです。
PCR検査結果の通知
午後に行ったのですが、結果は翌日の朝10時までにメッセージで携帯に届くということでした。
しかし、翌朝8時前にはピロリーンと着信音が!
めでたく陰性でした。
料金は無料です。
これくらい手軽なら検査の敷居が低くていいと思います。
なにしろ感染症は検査と隔離が基本ですから。
韓国のコロナの状況は日本に比べてだいぶ落ち着いていると感じます。
夏に日本で自宅で亡くなる方が続出したニュースは本当に心が痛みました。
でも自粛疲れが出ているのはどこも同じでしょう。
早く特効薬ができるといいのですが。
ところで、日本ではPCR検査を受けるのは今もハードルが高いのでしょうか?
日本に帰国した際に、また韓国へ戻るときにはどうやってPCR検査を受けるのが一番お得なのでしょう?
検索したところ、自宅でPCR検査を受けられるキットの宅配があるようです。
それがこちら↓。
検査は唾液を採取して返送するだけでよく、オンライン診療を受ければ、陰性証明書の発行も可能だそうです。
年中無休、14時迄の申込で当日発送、メールで結果通知とのことです。
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