【韓国】冬至の食べ物、小豆粥(トンジパッチュク)동지팥죽
韓国の冬至(とうじ)
もうすぐ二十四節気の一つ、冬至ですね。
冬至(とうじ)はご存知の通り地球の地軸の傾きと公転のために北半球で太陽の南中高度が最も低くなり、昼の日照時間がもっとも短くなる日です。2018年の冬至は12月22日、2019年も12月22日、2020年の冬至は12月21日です。
日本では冬至と言えば冬至かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入る風習がよく知られています。
冬至とクリスマスの関係についてまとめた記事はこちら⇒クリスマスの由来と起源~イエス・キリストの誕生日ではない!その歴史的背景とは?
韓国では冬至に何を食べるの?
韓国でも日本と同じように二十四節気の一つとして冬至があります。冬至という漢字も同じですが、韓国語読みすると「トンジ(동지)」となります。
韓国の冬至の食べ物は「トンジパッチュk(동지팥죽)」、つまり冬至に食べる小豆粥です。「パッ(팥)」はあずきのこと、「チュk(죽)」はおかゆのことです。
日本でも冬至粥というのがありますね。
韓国の冬至の食べ物は「トンジパッチュk(동지팥죽)」小豆粥
昔は、小豆の赤い色に邪気を払い、伝染病などから守ってくれる力があると信じられていたため、「トンジパッチュk(동지팥죽)」を食べる前にサダン(사당)と呼ばれる先祖の位牌を祭った祠に供えた後、門や台所などに少し撒いてから食べたそうです。
「トンジパッチュk(동지팥죽)」小豆粥を食堂で食べてみた
今日は少し早いですが、この「トンジパッチュk(동지팥죽)」を食べてきました。
大きな器にドーンと漉し餡で作ったトロっとした小豆粥に白玉のような餅がたくさん入っていて、一緒に黒ゴマをかけた餅米のごはんと、白菜の水キムチ(물김치 ムlキmチ)と、白菜キムチ(배추김치 ペチュキmチ)が出てきました。
おしることにていますが、この量!多いです…。食べられるのでしょうか。
そして付け合わせの妙。キムチなのですね。さすが韓国です。
おかゆなのにご飯が別の器で出てくるのもとても新鮮です。
テーブルには元から塩と砂糖が入った器がおいてあり、この店では好みの味に自分で味をつけて食べます。
出てきたままの小豆粥の味を見ると、少し塩味がついていました。私は甘いのが好きなので、砂糖をスプーンに3杯くらい入れて混ぜて食べました。韓国では各自好みで調味料を入れて食べるスタイルがよく見られます。甘すぎるのは苦手なので、甘さを自分好みに調節できるのはとてもいいですね。
ご飯は餅米だけで炊いてあり量は少なめ。これを小豆粥に入れて食べます。
入っている白玉のような餅は、白玉ではなく本当の餅を小さく丸めたもので「セアl(새알)」と言います。昔は子供たちは自分の年の数だけこの餅を食べたことから、「冬至を過ごしてこそ一歳年を食う(동지를 지나야 한 살 더 먹는다)」という言葉もあるそうです。
「トンジパッチュk(동지팥죽)」、熱くてコクがあって優しい甘さがおいしかったです。多いと思った量もペロッと食べてしまいました。
味が単調になりがちなので、キムチと水キムチがとてもいい箸休めになるのですね。
これで一人分8000ウォン(約800円)でした。
韓国ではおかゆ(チュk(죽))専門店もあり、小豆粥以外にも南瓜粥やアワビ粥など、いろいろな種類のおいしいおかゆを手軽に食べられます。健康な時に食べてもおいしいですが、病気の時や胃を休めたいときにはとても重宝します。
辛くないものが多く、日本人の口にもあうと思います。是非試してほしい食べ物の一つです。
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はじめまして、こんにちは。
ブログ楽しく拝見しました😆
동지 팥죽が동지밭죽と表記されていたのでコメントさせていただきます😅
HANNAさんほど韓国語が上手い方でも間違う時があるんだなと思って面白かったです(私が『韓国での間違った日本語表記』の記事でいくつかに気づけなかったのも面白かったですね🤭)
ブログにいろいろと考えさせられる記事が多くてこれからも楽しみに読みたいと思います!
はじめまして、こんにちは!
あらまあ、お恥ずかしい!!😅
題名から全部畑になってますね🤣
教えてくださって本当にありがとうございます。🙇♀️🙇♀️🙇♀️
さっそく訂正いたします。
なかなか更新できず申し訳ないですが、これからも温かい目で見守っていただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。