ロングペディングとは？

韓国ではダウンジャケットやダウンコートのように詰め物があってふくらみのあるアウターのことをぺディン（グ）と呼びます。

寒い韓国ではダウンは基本的に必須ですが、ひざ下まであるロングペディング ‘롱패딩’(long padding)と呼ばれるコートが最近韓国の若者の間で男女問わずとーってもはやっています。（上にある写真のようなものです。ソニョナラよりお借り。クリックすると楽天市場に移動します。）

日本ではベンチコートなどとも呼ばれているロングダウンコートです。

去年も結構流行っていましたが、今年はさらに輪をかけて流行っていて、中高生なら9割はこれを着ている気がします。

韓国のインターネットショッピングモール『11番街（11번가/シビルバンガ）』の2018年の検索語ランキングでも堂々の1位に輝きました。（2018年1月1日～12月11日基準。ＣＮＢニュースより）

確かにすらっと背の高い若者がロングペディングを寒さにも負けず前を開けたままさっそうと歩いている姿はかっこいいです。

しかも色はほぼモノトーン。黒が圧倒的に多いですが、中には目の覚めるような白を着ている子もいて、これがまたかっこいいんです！

流行の広がり

去年まではこの流行りは10代から30代くらいの若い人限定のようでした。ところが今年はそれが小学生から40代以上の人までどんどん拡散しているようです。

韓国では最高気温がマイナスの日が何日も続き、最低気温はマイナス15度をも超える厳しい寒さに見舞われた昨冬同様、今年も寒さが厳しくなるようですから、デザイン以上に機能性も重視されての人気だと思います。

（↑子供用のロングペディング。クリックすると楽天が開きます。）

形のバリエーション

ロングぺディングの形にはフード付きとフードなしの大きく2種類があります。ファーなどは普通付いておらず、ウエストシェイプもたいてい入っていないです。

色のみならず形までほぼ統一ですから、ちょっとここまでくると猫も杓子もという気がして、もっと個性を出してもいいのではとも思うのですが、今のところはあまりバリエーションがありません。

我が家の場合

それでもとにかく若者の間で大流行しているロングペディング、うちの子たちもとうとう欲しがり始めました。

昨日何やらせっせと書いていると思ったら、サンタさんに手紙をかくんだとのことでした。

ちなみに韓国でのクリスマスの位置づけは、キリスト教以外の人にとってはやはりサンタクロースとプレゼントとケーキの日といった感じです。日本とは違って恋人たちの日というイメージはないようです。

子どもが学校に行っている間に、クリスマスツリーに引っ掛けられたカードをこっそり見てみると、そこにかかれていたのは案の定ロングペディングでした！

こどもちゃん、学校から帰ってくるなり、「お母さんクリスマスカード見てくれた？」ときました。

さすがにもうサンタクロースの正体を知っている様子です。

サンタの正体と言えば、サンタクロースはセント・ニコラスという聖人がモデルのようですね。近所に住んむ恵まれない三姉妹の家に金貨を投げ込んだのが靴下に入ったという逸話があるとか。

そして今日12月22日はクリスマスの由来の一つである冬至です。

（クリスマスと冬至の話はこちら）

（韓国の冬至の話はこちら）

果たしてうちの子どもちゃんはお望みのプレゼントがもらえるのでしょうか？

皆さん良いクリスマスを。