韓国で部屋を探す方法(ワンルーム賃貸契約から引っ越しまでの手続きと流れ)
今日も昨日に引き続き韓国で部屋を探す方法についてです。
昨日は韓国の住宅の種類について書きましたが、今日はワンルームに絞って、部屋を探すところから入居するまでの流れについて書こうと思います。
韓国の賃貸の方法について知る
韓国の賃貸の方法には大きく分けてチョンセとウォルセという2種類の方法があります。
チョンセ(전세)とは
チョンセとは最初に高額の保証金を家主に預ける代わりに毎月の賃貸料はなく、家を退去するときに全額返金してもらえるシステムです。まとまったお金が準備できれば、部屋を借りる側にとってはメリットの大きい借り方です。
ウォルセ(월세)とは
ウォルセとは保証金の金額が小さい代わりに毎月の賃貸料を払うシステムです。日本でのやり方と似ています。
韓国で部屋探し
不動産屋に行く
ある程度場所が決まっていればまずはその付近にある不動産屋さんに直接行きます。不動産屋さんは「○○부동산(プドンサン 不動産)」「공인중개사사사무소(コンインチュンゲササムソ 公認仲介士事務所)」などと看板が出ています。窓に賃貸や売買の紙が「임대,매매,급매,토지,상가,월세,전세」などの見出しでたくさん張り出されているのでわかると思います。そして、希望する部屋の大きさや条件、価格帯などを言って条件に合う物件があれば不動産屋さんに案内してもらって直接部屋を見に行きます。まだ前の入居者がいても在宅していれば了解を取って見せてもらえることが多いです。
チェックすること
近くにコンビニやスーパー、バス停や地下鉄の駅などがあるかはチェックの基本ですが、管理費の値段や管理費に何が含まれていて何が含まれていないか、洗濯機やインダクション、電子レンジや冷蔵庫、テレビ、wifi、エアコンなどはついているか、ごみの捨て方はどうなっているのか、ガス、電気、水道は?暖房はどうなっているのか?なども聞きましょう。
普通はワンルームは1年契約ですが、もっと短期を希望する場合は必ずはじめにその旨を不動産に告げておきましょう。
部屋を契約する
仮契約
気に入った部屋が見つかったら、まずは2万円でも5万円でもいいので不動産屋さんに聞いて前金を入金しておきます。こうしておけば、他の人にその部屋を取られる心配がなくなります。この時部屋に不備があったり、掃除が行き届いていなかったりした場合は、不動産屋さんを通して家主に改善を要求します。もし断られても、傷がある個所などがあれば事前に家主に確認しておきましょう。これは退去時に弁償させられないためです。
本契約
家主と不動産屋で会って不動産屋さんが契約書を3部作成します。このときお互いの身分証明書を見せ合って身元に虚偽がないかを確認します。契約書には、ワンルームの場所、保証金と前金の額、月当たりの賃貸料、前払いか後払いか、入居日、契約期間はいつまでか、特約事項、相手の身元などが書いてあります。特約事項には付随する施設オプションや毎月の管理費とそれに含まれるもの、ペットの可否、退去時の掃除費用負担のことなどが書かれています。家主の借入金の総額も書かれているので、一応チェックするに越したことはないかもしれません。不動産屋が説明してくれるはずですが、説明がなければ聞けば教えてくれます。納得したら、3者がサインします。印鑑があれば印鑑を捺印します。あとで契約書は1部ずつもらえるので大切に保管します。
引っ越し
残金入金と引っ越し
事前にガス会社に連絡して引っ越しの日に合わせてガスの元栓を開通してもらうよう予約しておきます。保証金の残金と1か月分の賃貸料(前払いの場合)を家主に支払います(現金を準備してもいいですが、韓国の銀行のインターネットバンキングのアプリで行うと記録も残って便利です)。そうすると家の鍵の番号を教えてくれるのでその時点から自分の家として使えます。不動産屋さんには手数料を支払います。
備品チェック
入居したらすぐにエアコンなどの故障がないかチェックしましょう。もしも何かあった時はすぐに不動産を通して家主に連絡しましょう。
転入届
韓国人なら近くの住民自治センターなどの役所に行って転入届を出します。
外国人の場合は出入国管理局か区役所など大きな機関に行って転入の手続きをします。外国人の居所が変わった場合は身分証明書の住所を変更する義務があります。
不動産アプリ
今日は不動産に直接行く方法をご紹介しましたが、最近は직방(チkパン)など不動産のアプリもいろいろあり、地図から空き部屋の数や賃貸料などを検索することができます。部屋の写真やいろいろな備品の情報などもあり、情報収集に便利です。不動産屋を訪ねる前に調べてみる価値はありそうです。
大田広域市の大徳研究団地でワンルームをお探しの方はお問い合わせフォームからお問い合わせください。当方にも物件があるのでご紹介します。
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