チキンは韓国でとてもポピュラーな食べ物

日本でチキン屋さんと言ったら、ケンタッキー・フライド・チキンしか思い浮かばない私が、韓国に来て驚いたことの一つにそのチキン屋さんの多さがあります。

韓国ではどの町内にもチキン屋さんが必ず何件もあります。たいていは映画『極限職業』でも出てきたような、チキンと炭酸飲料やアルコール類だけを売るチキンの専門店です。配達も行っているので、店の前にはたいてい何台か配達用のオートバイが停めてあります。

また、市場の一角にはたいてい昔ながらのチキン屋さんがあります。その場で鶏を一羽丸ごとあげてくれるので熱々でとてもおいしいです。

今日は子供たちがチキンを食べたいというので昔ながらの一羽丸ごと鶏をあげてくれる店に行ってきました。

 

イェンナルトンダク（옛날통닭）

昔ながらの一羽丸ごと揚げたチキンのことを韓国語でイェンナルトンダク（옛날통닭）と言います。イェンナル（옛날）とは、「昔」という意味、トン（통）とは「丸ごとの」という意味、ダク（닭）とは「鶏」という意味です。つまり昔ながらの鶏の丸揚げです。イェンナルトンダク（옛날통닭）を注文すると、この写真のようなものが買えます。

この姿になっているとちょっとニワトリさんが哀れに思えてしまいますが、実は元から切ってあるかどうかの違いですから、普段部位別に日本で食べていた鶏肉と同じです。

お店によって違いますが、こちらのお店ではあらかじめ軽く揚げてあった鶏を注文を受けてからさらに温度の異なる油で2度揚げてくれました。これがおいしさの秘訣だそうです。待つこと約6分で出来上がりです。

メニュー

メニューは多そうに見えて実は多くありません。

上から訳すとこうです。

 

イェンナルトンダク

1羽　8000ウォン

2羽　15000ウォン

3羽　21000ウォン

砂肝フライ　8000ウォン

心臓（ハツ）フライ　10000ウォン

エビフライ　10000ウォン

酒類、飲み物

焼酎　4000ウォン

ビール4000ウォン

500㏄　4000ウォン

1700㏄　10000ウォン

3000㏄　16000ウォン

コカ・コーラBIG　2000ウォン

コカ・コーラ　1500ウォン

セットメニュー

心臓（ハツ）＋砂肝　13000ウォン

エビフライ＋トンダク　15000ウォン

 

１羽２羽３羽とか、分量を変えただけでメニューが嵩増しされてる感じがします。(笑)

飲み物も多そうに見えて実は焼酎とビールとコカ・コーラしかないです。(笑)(笑)

付け合わせ

　

ダイコンの漬物とソースも頼めばつけてもらえます。

店内の様子

店内はこのような感じで、店内でたべることもできます。

今回は持ち帰りにしました。

チキンの解体

最近ではたいていはビニール手袋を入れてくれています。手を汚さないようにというちょっとした心遣いが嬉しいです。

息子がこの手袋をはめて調理用のはさみで鶏を解体してくれました。

まず背骨を取ってから羽や足を分けていくんだとか。

２羽買って帰りましたが、ペロッと無くなりました。少し小ぶりでしたが出来立てで素朴な塩味がおいしかったです。

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