「ミョンテタン」の作り方

今年は暖冬とはいえ、冬はやはり温かい汁ものの料理にひかれますね。

健康的に魚を使った韓国の汁もの料理に「ミョンテタン 명태탕」とか、「ミョンテクッｋ 명태국」と呼ばれるものがあります。

「ミョンテ 명태」とは魚の名前で、漢字で書くと「明太」で、つまり、明太子の親にあたります。日本名はスケトウダラです。

スケトウダラには呼び名がいくつもあることを以前ご紹介しました。興味のある方はこちらもどうぞ。韓国の辛い魚料理ミョンテジョリム(명태조림)の食べ方

「タン 탕」「クッｋ 국」はともに汁、スープという意味です。「タン」は漢字語「湯」、「クッｋ」は韓国固有語ですが、「タン」のほうが「クッｋ」よりも上品な言い方のようです。

今日はこの「ミョンテタン」の作り方をご紹介します。

材料（3人分）

• スケトウダラの切り身（冷凍もの。トンテ 동태と言います。）　2匹分
• 大根　3分の1本
• 長ネギ　1本
• もやし（または豆もやし）　適量（なくても可）
• 煮干し　少々
• 昆布　10センチ四方1枚
• コチュカル（唐辛子粉）　好みで大さじ2杯程度
• おろしにんにく　大さじ1杯
• クッカンジャン（なければ醤油）　大さじ3杯
• 酒　大さじ2杯
• 塩　少々
• アミの塩辛（または魚醤）　少々
• 水　１L

 

作り方

１．内臓がきれいに取り除かれた冷凍のスケトウダラの切り身を準備し、きれいに洗っておきます。

２．水と乾燥昆布と煮干しを鍋に入れ、火にかけます。沸騰したら、昆布は取り除き、煮干しだけで5分ほど煮だしたら煮干しも取り出します。

３．だしをとっている間にだいこんやネギなど野菜を切ります。

４．だしが取れたら大根を入れ、沸騰させます。

５．大根にある程度火が通ったら、コチュカル、おろしニンニク、クッカンジャン（醤油）を入れ、3分ほど煮ます。

６．いよいよ、スケトウダラの切り身を投入します。酒も一緒に入れてください。煮立ったら灰汁が浮かんでくるので、こまめに取り除きます。

７．魚に火が通ったら、あればもやし（または豆もやし）を入れます。味見をしながら、塩とアミの塩辛で味を調え、ねぎを入れて出来上がりです。

８．小皿に取り分けてどうぞ。

 

今回もやしがあったのでもやしを入れましたが、代わりに春菊やセリなどを入れると香りが楽しめていいですよ。

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