韓国語で「コーヒーをいれる」は何という?5種類の言い方を紹介
「コーヒーをいれる」を表す韓国語は意外と多い
「コーヒーを入れる」というとても簡単そうな言葉を、韓国語で言おうと思うと意外と難しいということに最近気が付きました。
なぜなら、いくつもの言い方が存在しているからです。
ざっと数えても5種類くらいにはなります。(コーヒー器具ごとに正確に言おうと思えばもっと増えます。)
その背景にはコーヒーのいれ方の変化があるようです。
커피를 내리다(コピルl ネリダ)
私が一番慣れ親しんでいる言い方はこれです。
読み方は、コピルl ネリダ。
直訳すれば、コーヒーを下ろす、です。
コピはコーヒー、ルlは目的格助詞「を」、ネリダは下ろすを意味します。
その言葉の通り、エスプレッソマシンでコーヒーを入れるときやコーヒーメーカー、ドリップ式のコーヒーを入れるときなど、コーヒーが上から下に降りていくような場合に合った言い方です。
커피를 만들다(コピルlマンドゥlダ)
これは一番無難な言い方です。
読み方は、コピルlマンドゥlダ。
直訳すれば、コーヒーを作る、です。
どんな種類のコーヒーであれ、コーヒーを作ることに変わりはないのですから。
커피를 타다(コピルl タダ)
昔はこれが一番よく使われていたと思います。
読み方は、コピルl タダ。
直訳すれば、コーヒーを溶かす、です。
タダは、少量の粉または液体をたくさんの液体に混ぜて溶かすようなときに使う言葉です。(タダには、「乗る」という意味もあります。)つまり、以前韓国で全盛を誇ったコーヒーミックスの入ったスティックコーヒーが念頭にあって使われる言葉です。今もスティックコーヒーや、インスタントコーヒーなら、この言い方が正解です。
커피를 끓이다(コピルl クリダ)
この言い方も以前はよく耳にしました。
読み方はコピルl クリダ。
直訳すれば、コーヒーを沸かす、です。
温かいコーヒーを淹れるにはお湯を沸かす必要があることから来ているのでしょう。
커피를 뽑다(コピルl ポpタ)
これは使う場所が限られています。
読み方は、コピルl ポpタ。
直訳すれば、コーヒーを引きぬく?選ぶ?でしょうか?なんか変ですけどね。
ポpタはくじ引きなどを引くときの「引く」とか、「選ぶ」という意味です。
韓国には紙コップでコーヒーが出てくる自動販売機が食堂などを中心にあちこちにあります。出てくるコーヒーはタバンコピと呼ばれる、クリープも砂糖も入った甘ったるい味のインスタントコーヒーです。この自動販売機でコーヒーを入れるときにこの言葉を使います。(最近はアメリカーノやカプチーノが淹れられる全自動のエスプレッソマシーンを置いている食堂も増えています。)
いかがでしたか、どれもコーヒーを入れる、コーヒーを作る、に該当する言葉です。韓国のコーヒー文化の急速な変化に、言葉がついていくのが大変そうですね。
ここにあげた言い方は、動詞の原形そのままなので、実際の会話では以下のように変形させて使ってくださいね。
コーヒーをいれてください。
↓
コピ ネリョジュセヨ
マンドゥロジュセヨ
タジュセヨ
クリョジュセヨ
ポバジュセヨ
私がコーヒーを入れてあげます。
↓
チェガ コピ ネリョドゥリlケヨ
マンドゥロドゥリlケヨ
タドゥリlケヨ
クリョドゥリlケヨ
ポバドゥリlケヨ
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