元貴乃花親方が「相撲はヘブライ語」と語ったことをオカルトと一笑に付すな
2018年11月26日に元フジテレビアナウンサーの景子さんとの離婚が明らかになった、元貴乃花親方の花田光司氏(46)が、27日、日本テレビ系「スッキリ」に緊急生出演して、
「『相撲』って元々日本語じゃないんです。ヘブライ語なんです。」
と語ったというニュースが出ていました。
日本語とヘブライ語が似ているという話は有名で、単語だけでなく、文字、様々な習慣や習わし、祭りや神輿や神社の造り、天狗の装束、山伏や虎の巻など、多岐にわたって類似が指摘されており、イスラエル民族と日本とは古来からかかわりがあったというのはほぼ間違いない事です。相撲という言葉や、はっけよいという言葉だけでなく、神様に奉納する神事という位置づけまでも類似していると以前どこかで読んだ記憶があります。日本とユダヤ民族のこの関係性を巡っては日本とイスラエルの両国の専門家たちが研究対象としており、実際、イスラエルからも公的に日本に調査に訪れたりしています。
私も以前から興味をもっていたことだったので、元貴乃花親方がこのようにテレビを通して語るのは、さすがだなという思いしかありませんでした。
これを報じた『デイリー』も
『相撲についての造詣の深さをのぞかせた。』
と評価しています。
ところが、livedoorニュースに載った『日刊スパ!』の記事では、
『元貴乃花親方のように「相撲はヘブライ語で、起源は古代イスラエルの神事だ」と主張する人たちは、一定数いる。』
としながらも、その直後に
『オカルト月刊誌『ムー』でもおなじみのテーマ』
と、オカルトと結びつけ、
『「貴乃花がオカルト、そして龍神総宮社という新興宗教に長年ハマっていることは有名です。いろいろな奇行もそれが一因ではないか、と相撲通の間では言われています」』
と、『相撲通のライター氏』なる誰だか素性もわからない人物のコメントを載せ、その後も最後まで人格攻撃とも取れそうな内容が続きました。
ちょっと待ってください。
彼が新興宗教を信じていようがいまいがこの話と何も関係ないじゃありませんか?
読んでいて気分が悪くなりました。
大体、「オカルト」とか「陰謀論」とかいう言葉は自由な発想に蓋をするとても嫌な言葉だと思います。常識を超えたことを考えるのをやめさせる、いわば思考停止させるために存在している言葉のようですらあります。
実際、良く落ち着いて考えてみれば世の中は不思議なことで満ちていることに気が付くはずです。
目に見えることがすべてと思ったら大きな間違いです。
なんでも盲信はよくありませんが、自分の常識から外れたことや、常識を覆すようなことも、一度はあり得るかもしれないと可能性は残して考えられる柔軟性が必要だと思います。
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