【韓国】コロナ休校で余った給食費で農産物パッケージ
ありがたい届け物:農産物クロミ
コロナ禍に伴う休校と給食
韓国では今では小中高すべてで給食費が無料になっています。しかも有機栽培の無農薬野菜!子供のことを大切に考えるこのような政策は本当にありがたいです。
(韓国の給食については写真入りでこちらの記事「韓国の学校給食の写真公開!オーガニックの無償給食に?!」でご紹介しました。)
それが今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴う休校措置により、長い学年では2月末から6月初めまで休校になり、給食費用の予算が余ってしまい、かつ、納入予定だった食材の生産者側には大量に在庫が余るという事態が発生したため、幼稚園、小・中学校、高校、特別支援学校などに通う子どもがいるすべての家庭に食材を無料で届けるということになりました。
早いところでは4月から届いていたようですが、うちの地域は何の音沙汰もなく、半分忘れかけていた所、最近になって学校から携帯メッセージで申請書を書くように指示が来て、先週末とうとう我が家にも第1弾が届きました。
無料食材配達パッケージ、農産物クロミ
「농산물 꾸러미(ノンサンムルクロミ)(農産物パッケージ)」と呼ばれている無料食材配達パッケージ。宅配で届いたその中身をご紹介しましょう。
あ、宅配は当然置き配です。
農産物クロミに入っていたもの
- 無農薬白米 4kg
- 玄米 2kg
- 餅米 500g
- 黒米 1kg
どれも国産で健康に良いものばかりで助かります。分かっていてもこういうものは単価が高めなので、あまり買わないのでうれしいです。日本ではあまり見ない黒米は、アントシアニンが豊富な、韓国の食堂でよく見かけるパープルライスが炊ける代物ですね。黒豆と一緒に炊くとさらに栄養的にバランスがいいと言われています。
他地域では野菜の現物が送られてきているのをニュースで見ましたが、私の住んでいる自治体では現物支給は米やや雑穀のみで、野菜などは7万ウォン(約7000円弱相当)の農協発行の商品券を今日から学校で配布するそうです。
近場で感染者が出たために今週は学校が休みなので、保護者がとりに行ってもいいのですが、来週学校が再開されたら子どもにもらってきてもらおうと思います。
コロナ禍がいつまで続くのか、大不況になり、大失業時代が訪れるのではないかなど、先が見えずいろいろ不安ですが、こんな配給があると一時でも心が安らぎます。医療機関の方々はじめ、感染リスクを背負いながらも仕事してくださっている方々に感謝しつつ、手洗いと消毒とマスクでお互い頑張りましょう。
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