コロナ禍の2021年度韓国の大学入試スヌンはどうなる?
2021年度の韓国の大学入試、スヌン試験
今年(2020年)のスヌンはいつ?
2020年も11月です。韓国の大学入試の季節です。でも今年は事情が違います。
今年は新型コロナのせいで、韓国の統一大学入試である2021年度スヌン(大学修学能力試験대학수학능력시험(수능))の日程が調節され、予定されていた11月19日より2週間先延ばしにされて2020年12月3日木曜日になりました。
今からほぼ1か月後です。
コロナ19の感染者数は?
日本に比べて随分コロナの状況が落ち着いている韓国。11月1日現在で今までの累計感染者数は26635人、死者は466人です。11月1日の新規感染者数は124人でした。
しかしこのタイミングで韓国では学生の感染確認が続いています。ここ10日間ほどでは1日平均して9人ずつ確認されています。
その原因として考えられるのが先月19日からとられている登校人数拡大措置です。チュソク特別防疫機関が過ぎて、ソーシャルディスタンスが1段階に引き下げられ、学校登校人数制限が3分の1から3分の2に増えたのです。
これに伴い隔離対象の学生も増えて現在702人、高校生だけだと294人です。登校授業を中断した学校数も75校に増加してしまいました。
スヌンのコロナ対策は?
当局はいったんこのまま1段階でいく方針のようですが、スヌン試験日の1週間前からは全国の高校と試験会場になる学校は防疫のため全面遠隔授業に切り替える予定です。受験生対象の大型入試予備校も遠隔授業に切り替える方針だそうです。
スヌン試験当日は試験会場ではマスク着用が義務付けられます。またすべての席に間仕切りが設けられます。
感染が確認された受験生は隔離されている病院や生活治療施設で受験できるよう、また、自己隔離中の受験生は一般試験会場とは分離された試験会場で試験を受けることができるように便宜を図ってくれることになっています。
もしも当日発熱などなんらかの症状がでてしまった受験生も別室で試験を受けることになります。
このような隔離対象の受験生は、マスクも普通の手術用マスクではなくKF80またはKF94のマスク着用が求められます。
教室に入る受験生の基準も28人から24人に減らしたそうです。
2021年度スヌンの日程
願書配布/受付:2020.9.3-18
予備招集(受験票交付):2020.12.2
試験実施:2020.12.3
試験問題と解答の疑義申請:2020.12.3-7
正解確定:2020.12.14
採点:2020.12.4-23
成績通知:2020.12.23
スヌン当日の日程(試験の時間割)
8:10までに試験会場に入室
8:40~10:00 国語(40分)
10:30~12:10 数学(100分)
12:10~13:00 昼食(50分)
13:10~14:20 英語(70分)
(13:10~ 聞き取り問題(25分以内))
14:50~16:32 韓国史および、社会/科学/職業探求(102分)
(14:50~15:20 韓国史(必修30分))
(15:20~15:30 韓国史問題用紙回収、探求問題用紙配布(10分)未選択者は別室移動)
(15:30~16:00 社会/科学/職業探求中2科目(選択30分))
(16:00~16:02 終わった科目の問題用紙回収(2分))
(16:02~16:32 社会/科学/職業探求中1~2科目(選択30分))
17:00~17:40 第2外国語/漢文(40分)
今年のスヌンの難易度は?
今年は難易度が低く設定されるだろうといわれています。これはキム・スンファン教育監が8月31日にはっきりとコロナ19のために難易度を低くしなけらばならないだろうと述べていることからほぼ確実ではないかと思います。
ただし、相対評価だから難易度を下げる意味はないという専門家もいて、実際はどうなるかはまだわかりません。
結果はいつ出る?
試験の成績は12月23日に受験生に通知されます。
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