エスプレッソマシンの各部の名称と働きを知ろう
エスプレッソマシンの各部の名称と働き
カフェに行っても、エスプレッソマシンをまじまじと見る機会はあまりないと思います。
今日はエスプレッソマシンを前から見た様子と、各部分の名称と働きを簡単に紹介したいと思います。
とてもかっこいいマシンも多いので、もし見る機会があったら、どこがどんな機能を持っているのか、この記事を参考にしてじっくり見てみてくださいね。
見た目に違いはあっても、基本的な構造は同じです。
まずは写真に英語で名称を書き込んでみたのでご覧ください。
名称は揺れのあるものもあるので、他の資料と違っていてもそこはご了承ください。
では各部の働きについて簡単に紹介していきます。
カップウォーマー:Warming rack
エスプレッソマシンの一番上はコップを温められるようになっています。
コップやショットグラスなどをここに伏せておきます。
抽出ボタン:Brewing buttons
このボタンを押すとエスプレッソ抽出が始まります。
たいてい抽出量は1杯分、2杯分などと各ボタンごとに設定できます。
手動でスタート・ストップすることもできます。
家庭用エスプレッソマシンはたいてい手動です。
抽出口/グループヘッド:Group head
エスプレッソマシンの中核部分です。ここを通してポルタフィルター内にお湯が供給されますし、ポルタフィルターを固定し、予熱するという機能も持ちます。
家庭用エスプレッソマシンでは抽出口は一つですが、業務用は2つ以上ついているものをよく使います。
フィルターホルダー/ポルタフィルター:Filter holder/Porta filter
フィルターホルダーまたはポルタフィルターと言われる部分です。中にフィルターバスケットを装着した状態で、その中にコーヒーの粉を入れてタンピングして抽出口に装着して抽出ボタンを押すことで、下から抽出されたエスプレッソが出てきます。
片側のみに出てくる一杯用と左右両側に出てくる二杯用があります。
タンパー:Tamper
タンパーとは、タンピングをする、つまり、ポルタフィルターに入れたコーヒーの粉を水平にならして押し固めるための道具です。
圧力計:Pressure gauge
ポンプ圧力計とボイラー圧力計があります。
ポンプ圧力計はコーヒーが抽出されるときの圧力を表示するもので、たいてい0~15気圧まで目盛りがあります。普段は4くらいで、抽出ボタンを押したときに9気圧になるか確認します。
ボイラー圧力計はスチーム温水ボイラーの圧力を表し、0~3の目盛りがあります。1~1.5くらいが正常です。
家庭用のエスプレッソマシンには圧力計がついていないものが多いです。
水位計:Water level gauge
ボイラーの水位を表します。
スチームノズル/スチームワンド:Steam nozzle/Steam wand
長く伸びたノズルはスチームノズルまたはスチームワンドと呼ばれ、先からスチームが噴出します。
ミルクピッチャーのミルクにスチームノズルの先を入れてスチームを噴出させることでラテやカプチーノ用のミルクフォームを作ります。
金属の部分はとても熱いので必ず黒い部分を触るようにします。
スチームレバー/スチームノブ:Steam control
スチームノズルからスチームを出したいときこのレバーを操作します。ノブを回すタイプもあります。
ドリップトレイ:Drip tray
エスプレッソマシンから出る水などを受けるトレイです。
上に網(ドリップトレイグリル)が乗せてあり、コーヒー抽出時はその上にコーヒーカップなどを置くので常に清潔に保つようにします。
ホットウォーター:Hot water spout
ホットウォーターボタンを押すと熱湯が出てきます。
コーヒーカップの予熱などに使います。
家庭用エスプレッソマシンにはついていません。
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