コーヒー豆の保存方法と保存期間、飲み頃 - True Vine

コーヒー豆の保存方法と保存期間、飲み頃

コーヒー豆

生豆、コーヒー豆、コーヒー粉の保存方法

どの状態で買った方が保存がきくの?

一口にコーヒー豆と言っても、焙煎した豆のままのものでも、豆をひいて粉にしたものでも、または焙煎する前の生豆の状態でも購入することができます。

皆さんはどの状態のコーヒー豆を購入しますか?

もし自宅にコーヒーミルやコーヒーグラインダーがあるなら、まだ挽く前の豆のままのものをお勧めします。

その方が酸化しにくいからです。

(↓コーヒーミル・グラインダー)

もし焙煎機があったり、自分でフライパンで焙煎してもいいよという方なら、生豆の状態の方がさらにいいでしょう。

生豆は変質しにくいので長期保存が可能だからです。

(↓家庭用焙煎機)


つまり保存がきくのは、生豆>コーヒー豆>コーヒー粉 の順です。。

普段よく見るコーヒー豆はこげ茶色をしていますが、コーヒーを焙煎(ロースト)する前の生豆(なままめ)は緑色~薄い黄緑色をしています。焙煎をすることによって糖質などが変化し、茶色に色が変わるのですが、色だけでなくコーヒーらしいよい味や香りも焙煎をすることによって出てきます。

でも焙煎をすると、コーヒーに無数の穴が開いたような多孔質の状態になるので、コーヒー豆の表面積が増え、酸化しやすくなってしまいます。さらにローストしたコーヒー豆をミルやグラインダーで挽いてコーヒー粉にしてしまうと、もっと表面積が増えるうえに、コーヒーのアロマのもとになる揮発成分もどんどん逃げていってしまいやすくなります。

こういう理由から、長期保存に適しているのは生豆で、コーヒー豆、コーヒー粉は早く消費した方がいいでしょう。

コーヒーを挽いた状態で買う場合は、2週間程度で使いきれるよう少量ずつ買うといいでしょう。

 

コーヒーの保存方法と保存期間は?

生豆(なままめ)

生豆は涼しくて日が当たらない風通しの良い場所に保存しましょう。高温多湿はカビなどのもとになりますから、梅雨の時期は特に気をつけましょう。

保存期間は上手に保管すれば収穫した時から数えて3年くらい可能と言われていますが、味は落ちます。生豆はその年度に収穫したものをニュークロップ、前年度に収穫したものをパストクロップ、それより古いものをオールドクロップと呼びます。新しいほど緑色が鮮明です。生豆は新しいもののほうがおいしいですが、水分の含有量が多いので焙煎は難しくなるといわれています。フライパンなどで手焙煎をするのであれば、パストクロップのほうが扱いやすいかもじれません。

コーヒー豆、コーヒー粉

コーヒー豆に悪影響を与える大きな要因は酸素、熱、湿気、光です。焙煎したら2週間くらいで消費するのが一番ですが、そうできない場合はこれらから守ってやることが重要になります。

コーヒー豆の保存容器

キャニスター

まず、できるだけ空気に触れないようにコーヒーキャニスターなどの密閉容器に入れて保存しましょう。開封していないのならコーヒー豆のパッケージのまま保存しましょう。コーヒー豆からは二酸化炭素が出てくるので密閉してしまうと袋が膨張してくるのですが、これを抑えるためにコーヒーのパッケージには二酸化炭素を排気する穴があけてあり、空気が逆流しないような構造になっています。二酸化炭素がこもってしまうと豆の味にも影響があります。

(コーヒーキャニスター)


コーヒー豆の保存場所

焙煎後2週間以内に消費する場合は風通しの良い冷暗所に保存しましょう。その場合も毎回使ったらすぐにジップロックやキャニスターなどに入れてできるだけ酸素を抜いて密閉しましょう。

焙煎後1か月くらいかけて消費する場合は、冷蔵庫に保存しましょう。冷蔵庫はいろいろなにおいがこもる場所です。コーヒー豆はにおいが移りやすいのでこの場合もきちんと密封してください。毎回出し入れすると温度差で結露するのでできれば使う分量ずつ小分けにして密封した方がいいです。

焙煎後1か月以上保存する場合は密閉して冷凍庫に保存しましょう。この場合も冷蔵庫の場合のように小分けにして保存した方がいいでしょう。保存期間が長くなればなるほど味は落ちていく一方です。長くとも3か月以内には使い切りましょう。

コーヒー ウェジウッド ワイルドストロベリー

コーヒーの新鮮度を知る方法

香りで判断する

新鮮な豆はなんと言ってもコーヒーの良い香りが強いです。しかし時間の経過とともに香りは薄れ、さらに古くなるとたばこの吸い殻のようなにおいがするようになるといわれています。

見た目で判断する

ハンドドリップをしたとき、新鮮なコーヒーは炭酸ガスが多いので湯を注ぐと勢いよくぷーっと膨らんできます。古くなると、湯をよく吸い込まず、あまり膨らみません。

ハンドドリップについてはこちら⇒おいしいハンドドリップの方法と必要な道具について知ろう

味で判断する

古くなればなるほど、不快な酸味、苦み、渋みが出てきます。

 

コーヒーの飲み頃

コーヒーの飲み頃は焙煎後3日から2週間の間と言われています。この間に飲み切れる量を購入し、面倒でもその都度、淹れる直前にミルやグラインダーで挽いて粉にするのが一番おいしく飲む方法だと思います。

焙煎についてはこちらに詳しく書いてあります↓

コーヒー豆の焙煎について知ろう

生豆を買う利点とフライパンで手焙煎する方法

家庭用コーヒーロースター比較

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2件のフィードバック

  1. 2018年10月13日

    […] コーヒーの保存や飲み頃についてはこちら⇒コーヒーの保管方法と保存期間、飲み頃 […]

  2. 2018年10月13日

    […] ヒー豆とミル、またはドリップ用に挽いたコーヒー豆:焙煎してから2週間以内の新鮮な豆を使用しましょう。コーヒーの保存方法についてはこちら⇒コーヒーの保管方法と期間、飲み頃 […]

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