韓国映画『バッドガイズ(悪い奴ら):ザ・ムービー』나쁜 녀석들: 더 무비(THE BAD GUYS: REIGN OF CHAOS, 2019)
韓国映画『バッドガイズ(悪い奴ら):ザ・ムービー』
映画情報
映画ジャンル:犯罪、アクション
制作国:韓国
時間:114分
韓国公開:2019 .09.11
15歳以上観覧可
予約率 1位
累積観覧客数2,878,645人(09.16 基準) → 3,906,989人(09.22基準)
タイトル(韓国語)
나쁜 녀석들: 더 무비 (ナップン ニョソットゥル:ド・ムビ)
나쁜(ナップン)=悪い
녀석(ニョソク)=奴
들(トゥル)=~たち(複数の接尾辞)
더 무비(ド ムビ)=The Movie
タイトル(英語)
THE BAD GUYS: REIGN OF CHAOS, 2019
評点
観覧客による評価 :8.58点
記者・評論家による評価:4.83点
ネチズンによる評価:6.87点
監督
ソン・ヨンホ 손용호
出演(キャスト)
マ・ドンソク 마동석 (パク・ウンチョル 박웅철 役)
キム・サンジュン 김상중 (オ・グタク 오구탁 役)
キム・アジュン(リエゾン法則のためキマジュンに聞こえます) 김아중 (クァク・ノスン 곽노순 役)
チャン・ギヨン 장기용 (コ・ユソン 고유성 役)
あらすじ
囚人たちが脱走した!
刑務所護送車が転覆され、最悪の犯罪者たちが脱走する史上初の事件が発生する。
これに対し警察は収監されている犯罪者に凶悪犯をとらえさせる極秘プロジェクトである「特殊犯罪捜査課」を再招集する。
狂犬たちを…もう一度解き放ちましょう!
「オ・グタク」(キム・サンジュン)班長は、過去にともに活躍した伝説の拳「パク・ウンチョル」(マ・ドンソク)を訪ね、さらに 感性的詐欺師「クァク・ノスン」(キム・アジュン)と元刑事の「コ・ユソン」(チャン・ギヨン)を迎え入れて、新しいチームを構成します。
新しいメンバーが合流したことで、より強力で、緻密で、過激になった「悪い奴ら(バッド・ガイズ)」。
この事件を暴くうち、背後に巨大な犯罪組織があることを直感した彼らは、さらに悪い者たちを掃討するために動き始めるが…
「悪い奴ら」の無法の検挙作戦!
奴らのように考えて奴らのように行動する彼らが来る!
感想-少しネタバレあり-
韓国OCNドラマ「バッドガイズ-悪い奴ら-」の世界観をそのままに、主要人物を入れ替えてスピンオフ映画化された「バッドガイズ:ザ・ムービー」。世界観は共有していますが、ドラマの内容は言及はされるもののそれほど引き継がれておらず、映画だけを見ても十分理解も楽しめる内容です。犯罪娯楽アクションを謳っている通り、派手な事故シーンやアクションシーンもふんだんに盛り込まれています。
キム・サンジュンが演じる「オ・グタク」班長は、今回も健在ですが、癌にかかっていて体調が万全ではありません。そのせいか、倦怠感が漂っていて、途中倒れて作戦から一時離れます。
よって、この映画は全編を通してマ・ドンソク演じる「パク・ウンチョル」の力と魅力に支えられていると言っても過言ではないかもしれません。愛情をこめてマブリー(マ・ドンソク+ラブリー)と呼ばれるマ・ドンソクは、頼りになる気の優しい力持ち役であり、所々でコメディ演技もできる万能選手です。プレゼントのピンクの手袋をとても大事にしてミシン縫いに励む一方で、怪力と戦闘能力で向かうところ敵なし、所々でお茶目なセリフ、という充実ぶりです。
今回映画版で新しく加わったメンバーの「クァク・ノスン」(キム・アジュン)と「コ・ユソン」(チャン・ギヨン)も頑張っています。
「クァク・ノスン」(キム・アジュン)はその恵まれたプロポーションを余すところなく見せつけて作中の囚人たちのみならず観客まで魅了します。しかし、詐欺師であるため体を使った戦闘力はさほどなく、その点が残念でした。
「オ・グタク」(キム・サンジュン)班長が体調不良で途中抜けたため、若い男性である「コ・ユソン」(チャン・ギヨン)は、ただ一人ハードなアクションをこなして敵を追わなければならないという大変な役回りになってしまいました。見ていても人手不足感が・・・。最後に敵陣に乗り込む時には、なんとキックの達人が突然助っ人として現れ、あっさり門も開けてくれちゃいます。この人がまた強いのですが、散々活躍してもセリフらしいセリフもなく、静かに去ってしまうという・・・。不自然さが否めませんでした。
そしてネタバレになるので言いにくいのですが、簡潔に言うと、ラスボスが日本のやくざでした。どこの国にも悪い奴はいますし、所詮作り話ですから、そう思ってみればいいのですが、これがめちゃくちゃ悪い奴なので、もし日本で開封される際には、少し気分が悪くなる日本人もいるのではないかなと危惧してしまいます・・・。
でもそんな大物を相手にしてマ・ドンソクが吐いた決めゼリフが抱腹絶倒ものです。ああ、ここに書いてしまいたい!けど、我慢します。是非映画で楽しんでください。
公式「バッドガイズ:ザ・ムービー」(4人4色アクション映像)
後日談:舞台挨拶(追記)
後日、映画情報を見ていたら、なんとバッドガイズ:ザ・ムービーの舞台挨拶があることを発見!しかもあと二人分だけ席が空いている!これは行くしかない!と夫と行ってきました。
初めてのことなので勝手がわからず早めに行ってみたのですが、挨拶は映画が終わってからでした。
残念ながら主役のマ・ドンソク氏はおらず、監督のソン・ヨンホ氏とキム・サンジュン氏、キム・アジュン氏、そしてマ・ドンソク氏の人形を抱いたチャン・ギヨン氏が現れました。
一人ずつ挨拶をしてから、それぞれが手に持っていたうちわをプレゼントして終わりという流れでした。
キム・サンジュン氏のサイン入りうちわと握手
順番に挨拶をしている間、先に挨拶を終えたキム・サンジュン氏がきょろきょろしてこちらに目を止めた!と思ったら隣にいた夫がサムズアップしてサインを送っていました。私も負けじと最高のスマイルを!するとキム・サンジュン氏がわずかにうなずいたのです。
一通り出演者のあいさつが終わると、なんとキム・サンジュン氏がまっすぐこちらに来るではありませんか!夫はキムサンジュン氏のサイン入りうちわをもらい、私には映画タイトルの入ったリボン(スマホカバーに挟むものらしい)をくれて、握手もしてもらってとてもラッキー&ハッピーでした。キム・サンジュン氏は近くで見てもやっぱり男前で声もいい!ちなみに手のひらは柔らかくてひんやりしていました。
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