【コーヒー】インド モンスーン マラバールAA(Monsooned Malabar AA)を手焙煎で飲んでみた感想
コーヒー豆が底をついたので新たに注文しました。
今回購入したのはこの3種類です。
いつも新たなコーヒーを注文するときはとてもワクワクします。どんな豆が来るのかな?どんなところでどんな人たちが作ってくれた豆なのかな?どんな味がするのかな?想像しただけでウキウキしませんか?
インド モンスーン マラバールAA(Monsooned Malabar AA)
この中で今回一番期待しているのがインド モンスーン マラバールAA(Monsooned Malabar AA)、俗にモンスーンコーヒーと呼ばれるコーヒー豆です。
モンスーン コーヒーとは?マラバールとは?
以前インド産のコーヒーについての記事でモンスーンコーヒーについては書きましたが、簡単に言うと、ナチュラル、つまりドライプロセスを経てインドからヨーロッパへ出荷された生豆が、船の中で長期間湿った偏西風(モンスーン)にさらされることでできたコーヒーです。独特の黄色い色味と木のような香りを帯びたコーヒーで、根強いファンもいるといいます。現在は輸送手段が発達したので、わざわざインドのマラバール港の倉庫で2~3か月モンスーンに当てて熟成させるそうです。
さて、実際のモンスーンコーヒーはどんなものでしょう?
今回購入したのもその名前から、マラバール港でモンスーニングされたことが分かります。AAは豆の等級で、最上級です。海抜900~1100mで栽培されたと書いてあります。豆の品種はアラビカのセレクション795です。収穫期は11~12月。フレーバーは穀物、ダークチョコレート、チーズとなっていました。
モンスーン マラバールAAの生豆の様子
こちらが生豆の様子です。普通の豆よりもかなり大きくふくらんで嵩があります。今回購入した豆はどれも1㎏入りなのに、袋のふくらみ具合がずいぶん違います。豆一つ一つの見た目も薄い黄色で、蝋細工のようなつるんとした一風変わった豆です。
モンスーン マラバールAAの欠点豆
ハンドピックして出てきた欠点豆はこちらです。
割れ豆が多かったです。変色豆も多めです。判断に迷う豆が多くて苦労しました。
モンスーン マラバールAAの手焙煎
1ハゼは10分くらいから始まったのですが、その後色づくまでに時間がかかりました。ムラをなくそうと思おうあまりちょっと弱火にし過ぎたのかもしれません。それでもムラムラになってしまいました。(汗)
それにしても、チャフ(シルバースキンという豆の薄皮のことです)があまりにも少ないので驚きました。すべて焙煎し終わるまで一度も飛ばさなくてもすみました。焙煎が終わってもほんの少ししかチャフは出ていませんでした。
抽出
我が家では家庭用の電動グラインダーで挽いて、家庭用のエスプレッソマシンで抽出して、たいていアメリカーノにして飲みます。いつものことですが、新しく焙煎した後は何度か粒度を変えて挽いては抽出して試飲を繰り返さないと粒度が合わせられません。今回も一度で合わせられるはずもなく、やはり過少抽出でしたが、もったいないので当然飲みます。(笑)フレッシュなだけあってクレマは色は薄いものの十分でした。
試飲
もっと癖のある味を想像していましたが、意外と癖がなく飲みやすかったです。とてもすっきりとしていて、かすかに苦味があります。その苦味がダークチョコレートを思わせます。一緒に飲んだ夫はご飯の焦げたような香りがかすかにすると言っていました。これが穀物のフレーバーと言えるのかな?チーズのフレーバーは…よく分かりませんでした。
もう一杯飲みたくなる飲みやすさでした。
2杯目
2杯目は久しぶりに焼いたライムのパウンドケーキと一緒にいただきました。やはり手焙煎したコーヒーはおいしいです。経済的だし、新鮮だし、楽しいし、手焙煎は本当におすすめです!
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