帰国前に海外で新型コロナに感染!陰性になるまで帰国できない?領事レターとは?
新型コロナ感染で帰国できない?!
こんにちは!
お久しぶりです。
実は新型コロナワクチン未接種でコロナにも未感染でこれまで頑張ってきましたが、先日とうとう新型コロナにかかってしまいました。それも帰国前日に…。
今日はそんな経験をシェアしたいと思います。
感染から飛行機チケットキャンセルまで
韓国は旧正月はソルナルといい、前後は連休になり、親戚が集まりお墓参りなどをします。
今年2023年のソルナルは1月22日日曜日でした。
なので振り替え休日まで含めると、1月21日から24日が連休でした。
夫と私の体調がおかしくなったのは連休最後の24日でした。
私はまだほんの少し喉がおかしいかな?くらいでそれ以外全く症状はありませんでしたが、夜になってしんどくなり、発熱しました。
翌25日に近所のクリニックで検査を受け、夫婦そろって新型コロナの陽性が判明しました。
しかし日本帰国予定日はその翌日の26日で、当然私を含め家族の飛行機のチケットも予約済みです。
キャンセルできるか問い合わせると、陽性者の分は無料でキャンセルできるが、それ以外の同行者はキャンセル料が全額取られるとのこと。
とりあえず何の症状も出ていなかった子どもたちを渡航のための陰性証明を出してくれる機関に行ってPCR検査を受けさせ、結果を待ちました。(注1)
すると子供たちは陰性でした。
うれしいけれど困ってしまいました。
キャンセル料は惜しいけれど、日本に行っても濃厚接触者。実家には行かせられません。
ホテルに隔離させようか、などいろいろ検討しましたが、結局泣く泣くキャンセルすることにしました。
隔離解除から領事レターにたどり着くまで
隔離は陽性判明から1週間で解除されましたが、まだ体調が悪かったためその後も2週間はおとなしくしていました。
でも、もう3年半も祖父母に会っていない子どもたちのためにもそろそろ日本へ行きたい・・・。
まだ喉に痰が絡む咳が出る状態でしたが、飛行機チケットをネットで探しはじめました。ふと、まだ陽性が出るのではと心配になり、調べたら案の定、1か月は陽性が出ることがあるとのことでした。(注2)
これは一体いつチケットを取ればいいのか?
こどもの春休みは2月いっぱいだし時間がありません。
悩んでいるうちに飛行機のチケットは安いものからどんどん売り切れていきます。
時間は容赦なく過ぎていき、もう行くのはあきらめようかと思いましたが、そんな折、『領事レター』というものの存在をあるサイトで知りました。
なんでもそれがあれば陽性でも出国できるそうなのです!
そんなもののことは聞いたことがなかったので渡りに船、地獄で仏の心境でした。
2月13日月曜日の飛行機のチケットがまだ割安だったのでそれに目星をつけ、2月10日金曜日に在韓国日本領事館へ電話で問い合わせをしました。
調べた通り、領事レターで出国が可能だと言われました。
しかし、まだ問題がありました・・・。
領事レターの発行の必要書類とPCR検査結果別の段取り
電話で聞いた領事レターの申請に必要な書類は以下の通りでした。
これらをそろえて申請すると、土日を挟むのでおそらく水曜日、早くても火曜日に領事レターを発行できるとのことでした。
領事レターの申請に必要な書類
- 新型コロナのPCR検査の陽性確認書
- 新型コロナ感染後の隔離解除確認書(保健所)
- パスポート(顔つき)写真
- 航空便予約画面の写真
隔離解除確認書は保健所に電話したら、携帯に電子書類を送ってくれました。
パスポートも持っているので問題はありません。
曲者なのが、陽性確認書と航空便予約画面です。
PCR検査は飛行機搭乗前72時間以内に陰性なら問題なく乗れます。
金曜日午後にPCR検査を受けて陰性なら予定通り月曜日午前の飛行機に乗れます。
でも陽性だった場合、水曜日以降の飛行機でないといけません。
すなわち、結果がわかるまでは航空便の予約ができないということです。
しかもここへ同伴する子供たちのPCRも必要になってきますから複雑です。(注3)
しなければならないことを順序だててフローチャートにするとこんな感じです。
実際の結果は・・・
このような流れを事前に考えてから、時間との戦いだったためバタバタとPCR検査を受けに行きました。そのせいでパスポートも持たずに行ってしまいましたが、幸いパスポートの写真で代用できました。
家に帰ってから航空便の予約サイトでまだ安い(といっても以前よりだいぶ高い)チケットが残っているかチェックしながらPCR検査の結果を待ちました。
結果がメッセージで来たのは夜の7時も過ぎてから。
めでたく陰性でした。
しかし。
さっきまであった安い飛行機のチケットはもうなくなっていました・・・。
翌日、子どもたちもPCR検査を受け、めでたくみんな陰性。
航空便チケットは探しましたが、2月中は安いものはもうどの日も見つけられず。
結局LCCはあきらめ、久々にアシアナ航空を予約しました。
LCCが登場する前は日韓間の往復はおおむね3万5千円~4万円程度でしたし、LCC登場後はどんどん安くなり、往復1万~2万円ほどで買えるのが普通でしたが、今回は一人当たり5万円以上しました。
今回使ったお金
1月の航空便のキャンセル代:7万円
1月のpcr検査代:1万4千円
2月の航空チケット代:15万円
2月のpcr検査代:2万1千円
そのほか、1月の空港バスのキャンセル料、2月の空港バス代、病院の診察料と薬代などなど。
コロナのせいで予想外の出費になりました。
注1、注2、注3について補足
2022年9月7日0時以降は、海外から帰国、入国する際に、ワクチン3回以上接種済みの接種証明書を所持していれば、PCR検査は要りません。
同伴する18歳未満の未成年者も、親がワクチン3回接種済みならPCR検査は要りません。親のVisit Japan WEBに同伴者で登録すれば、陰性証明はなくてもそれでいいことになっています。
しかし、親がワクチン3回目まで未接種の場合は、親のPCR検査の陰性証明があっても、子どもは子どもでPCR検査を受け、Visit Japan WEBにログインして陰性証明を提出する必要があります。
何か変だと思いませんか。
親がワクチンを接種したかどうかで、なぜ子供のPCR検査の要不要が変わるのですか。
私には全く理解できません。
おそらく接種者にインセンティブを与えるという意味なのかもしれませんが、親本人の検査とその陰性証明が要らないという時点ですでに十分だと思います。
だいたい、色々な副作用のみならず多数の死亡例までが報告されてきているものをいまだに推奨し続ける政府の態度には不信感を禁じえません。
2023年5月8日から新型コロナウィルスは季節性インフルエンザと同等の扱いの5類に変更されるそうなので、私のように未接種の人はそれまでは辛抱ですね。
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