『梨泰院(イテウォン)クラス』第10話完全ネタバレあらすじ
『梨泰院クラス』第10話あらすじ
カフェ→梨泰院の通り
グヌォンの証言を録音してからコーヒーを顔にぶっかけてカフェの外に逃げ出すイソと、追いかけるグヌォン。
捕まって道で顔を張り倒されるイソ。携帯を出せと脅すグヌォン。イソは、「助けてください!」と周りで見ている人たちの関心を引く。
「人々は不確実な状況は好きじゃないんだよ。この世に確実なものが一つだけあるとしたら、見てみろ」、と言って財布から取り出した5万ウォン札を道にばらまくグヌォン。笑ってこの国でお金で解決できないものなど…と言いかけたグヌォンを誰かが殴り倒す。セロイだった。
倒れているイソを起こしてやるセロイ。興奮して自白を録音したことを話すイソ。顔の傷を見て取ったセロイ。
殴ってみろとけしかけるグヌォンを殴ろうと胸ぐらをつかむが、イソに止められる。そこへパトカーがやってくる。グヌォンは立ち去ろうとするが見物人たちが足止めし、パトカーで連行された。
顔の傷が痛そうなのに、痛くないと強がり、心配して怒ってくれただけで十分というイソの頭をなでて、ごめんと謝って優しく抱きしめるセロイ。
翌日の朝のニュースで、チャンガの長男グヌォンがまた暴力事件を起こしたことが報じられる。イソの証言で暴行の原因となった録音が過去のひき逃げ事件だったことも明るみに出る。
会長室
謝るグヌォンを激怒して何度も殴るチャン会長。しかし、殴る価値もないと言ってやめる。
廊下で荒れるグヌォンに大丈夫?と話しかけるカン・ミンジョン。胸を張りなさい、会社が何とかして解決するから、というミンジョンの後ろ姿に「お願いします」と叫ぶグヌォン。
しかし、会長室ではミンジョンが会長に「グヌォンは切らなければなりません。10年前のパク部長の事件をもみ消すためにしたことが明らかになれば会長まで・・・。そうなれば会長の家だけではすみません。」と進言。
お前がその事件をなぜ知ってるんだ?と会長。
「イソという子の録音ファイルが公開されましたよね。当時卒業したてだったグヌォンが一人でもみ消せることですか?後継者か、息子か、選択なさらなければなりません。」とミンジョン。
タンバム(キョンリダン)
店で掃除中。
イソが引き起こしたことの大きさにおののくスングォンとヒョニ。いらないこと考えないでいつも通り働けばいいというイソとセロイ。
イホジンから電話で呼び出される。
カフェ
イソとセロイが高級そうな店につくと、カンミンジョン理事とイホジンが待っている。
ホジンがイソを見て重要な話なんだけどというが、だからこそ連れてきたと返すセロイ。
挨拶するイソに、グヌォンの自白をSNSで公開したことでチャンガの株価がどれだけ落ちたか知ってる?と専務理事として聞くミンジョン。
株主はグヌォンにはチャンガを率いる資格がないと考えているだろう、今が代表理事の解任案を提出する機会だと主張するイソとセロイ。
ホジンも十分に可能だと見るという意見。しかし、真正面から対決しては下手したらカン・ミンジョン理事が倒されるかもしれない、二つの条件をクリアしなければならない、というイソ。
オ元刑事の家
食が進まない父を心配するヘウォンに、とうとう昔セロイにしたことを話し出すオ元刑事。
車で田舎道を行くカン・ミンジョン理事とセロイ。
道ばたできょろきょろとヘウォンを探すオ元刑事を見つけて車を降りる。皆で探す。
「自首することに心を決めたんだ。こんな父親は嫌だったんだろう。聞いてる途中で飛び出して行ってしまった。」と、オ元刑事。
公園のベンチでヘウォンを見つけるミンジョン。遅れてオ元刑事とセロイも駆けつける。
セロイお兄ちゃんにはとても悪いけど、お父さんが罰せられるのも離れるのも嫌だと泣くヘウォン。
失敗は誰でもするけれど、責任をとれるのは勇気がある人だけだと言ってきかすミンジョン。
謝って娘を抱きしめるオ元刑事。
イソの言葉を思い出すセロイ。
「一つ目の条件は、チャングヌォンを立件すること。そのためにはオ元刑事の自主が必要です。」
検察庁
検察の建物の前で待ち構える報道陣の前に一台のベンツ。降りてきたのはグヌォン。検察の調査を受けるために来た。
部屋
イソがカン・ミンジョンとセロイとホジンに話す。
チャン・グヌォンの非拘束立件はクリア。二つ目の条件はカン・ミンジョン理事がチャン会長の意思を把握しなければなりません。会長が息子を守ろうとするのか、黙っているのか、それとも息子を追い出すか。
セロイが、追い出すとしたら?と聞く。
残念だけど、計画は中止、とイソ。
ホジンが味方の持ち株比率を考えたらすでに勝ったも同然なゲームなのに?と反発。
会長が息子を捨てて会社を取ったとしたら、揺れる株主たちの心をつかむのには十分です、というイソ。
追い出すでしょう、チャン会長ならそうすると思う、というセロイ。ほかの方法も考えておくべきだというが。
対して、チャン・グヌォンの無能を良く知りながら後継者に選んだチャン会長なら絶対に息子は捨てない、というホジン。
もう少し様子を見ようというミンジョン。
会長室
おそらく嫌疑不十分で無罪立証が可能だろうという報告が行われる。
よかったですねというグヌォンに会社の株価は12%も落ちていると叱りつける会長。
会議が終わり、オ・スアを残らせ、キム室長にお茶を持ってくるよう言う会長。
言いにくいことですがと前置きしてからチャン・グヌォンを会長の手で追い出さなけらばならないと意見を述べるスア。女性がお茶を持ってくる。
会長は一喝してからチャンガ創業した時のことや世間は熱しやすく冷めやすいことなどを話し、もう二度と自分の前で俺の家族を捨てろと言うな、という。
ドアの外ではメッセージを送っている手。携帯で受け取ったメッセージを読むカン・ミンジョン。
連絡を受けるホジンとセロイ。お茶を出した女性はカン・ミンジョンのスパイだった。
じゃあ、やりましょうか、とセロイ。
とうとうカン・ミンジョン理事がチャン・デヒ会長の代表理事解任案を理事会に提出する。
会議室
カン・ミンジョン理事が理事会で解任案について話しているときに乱入し、父に何の非があるのかと怒るグヌォン。
あなたのような出来損ないを常務にしておくのが非だ、確かに言ったでしょう?会社が解決すると、解決しようとしてやってるの、とカンミンジョン理事。
廊下
廊下で会うスアとグヌォン。
自分のせいで親父が、というグヌォンに、スアは、会長にグヌォンを追い出すべきと進言したが、会長はできないと腹を立てた、と伝える。
タンバムの屋上
店の屋上で携帯で危機に立たされるチャンガのニュースを見ているグンス。
ヒョニがきて大丈夫?と声をかける。
セロイに父が何をしたか知っているのに、父が倒されるさまは想像できないというグンスに、誰が何と言おうとお父さんなんだから当然というヒョニ。
タンバム
皆が会長の解任案について話している。
そこへ降りてきたグンスにセロイが「お前のお父さんは自分の敵だ、罪を償わせること、彼より成功することが自分の目標だ。そのためなら何でもする。自分はお前に気を使えないしそうするつもりもない。」とはっきり言う。
ショックを受けた様子で風に当たってくると外に行ってしまうグンス。
グンスは今のセロイの言葉思い出して、当然な言葉だ、むしろ感銘を受けたと心の声。
イソの「何も欲しがらないお人よしのバカだ、チャンガ、あんたがもらっちゃえ」という言葉も思い出す。欲を出してもいいんだよな?と思うグンス。
会長室
午後に株主総会がある日の朝、会長室で検察に行って今日陳述を終えれば明日から出社可能だと会長に告げるグヌォン。「チャンガは自分の人生であり、このチャンデヒが、チャンガ自体だ。誰も自分を倒すことはできない」という会長。行ってきますというグヌォンを呼び止め、「後継者にしようと厳格に育てるあまり、父としてちゃんと抱きしめてやったこともないな」と言いながらグヌォンを抱きしめる会長。感動して「お父さん頑張って」と言って部屋を出るグヌォン。
自分たちももう行こうという会長に、まだ4時間もありますけど・・と答えるスア。
チャンガ本社入り口
チャンガ本社入り口を入ってくるセロイと鉢合わせるグヌォン。自分も株主だから会長を解任させるために来たというセロイにこぶしを振り上げるグヌォン。「ありがとう。終わりが見えなかったことをお前のおかげで終わらせられそうだ」というセロイ。腹を立てるグヌォン。
タンバム
イソとグヌォンとヒョニが落ち着かない様子で3時間後に迫った株主総会を待っている。グンスの心配をするスングォン。ヒョニがネットで何かを見つけて見せる。
記者会見場
チャン・デヒ会長が「国民に頭を下げて謝罪する」緊急記者会見を開いた。
神妙な面持ちでチャンガ代表としてではなく父親としてきたと会長。
証拠不十分で無罪になるだろうと弁護士から聞いているとしながら、10年前のひき逃げ事件は自分がやったと息子の口から直接聞いたと爆弾発言をする。他人に罪をかぶせたと。
ざわめく会見場。
車の中で会見の様子を見ていたグヌォンは車から飛び出して走り出す。
自らの罪は自ら償わなければならないと言い、神妙な面持ちで被害者と遺族に申し訳ない、と謝って床に手をついて謝る会長。
中継を見ていたセロイはトイレに駆け込んで嘔吐。
チャンガ本社前
走って会社に戻ったグンスは報道陣に囲まれる中、父親を見つめる。見つめ返す会長。しかし会長は車に乗っていってしまう。
グヌォンは「全部自分の責任です」と、むけられた報道陣のマイクに述べた。
代表理事解任案株主総会は無決となった。
会長室
会長室で会長とカン・ミンジョン。
カン・ミンジョンに、悪感情はない、お前なりに会社を考えての決断だったんだろうという会長。そこへ女性がお茶を運んでくる。
彼女はお茶を入れる腕前が最高なんだよ。あ、お前が忍び込ませたんだからよく知ってるよな、という会長。動揺する女性。出ていく。
いつから知っていたんですか?とカン・ミンジョン。
知ってただろう?自分がお前の調査をしていたこと。ならもっと気を付けないと、あまりにもお粗末だ、と会長。
ミンジョンはパジン支社に飛ばされる。
チャンガポチャ
カン・ミンジョンとイ・ホジンとセロイが一緒に酒を飲んでいる。
ホジンは責任を感じてミンジョンに何度も謝る。カン・ミンジョンは自分で決めたことなんだから謝るなというが。
セロイも今回全部失ったのはカン・ミンジョン理事だと謝る。
商売で挑み続けるというセロイ。
セロイの腕時計が亡くなった父親のパク部長のものだと気づくミンジョン。
97年IMF危機の時チャンガをよみがえらせたメニューを話題にするミンジョン。自叙伝で会長が直接開発したメニューだと読んだというセロイ。今のチャンガもこの味付けのおかげで生きてると言っても過言ではないというミンジョン。マーケティングにはストーリーが必要。一社員が作ったメニューというよりも代表が作ったメニューというのがより魅力的だった、と続ける。パク部長が作った味付け、パク部長が開発したつまみだ、その代価に受け取ったのがその腕時計だと明かすミンジョン。パク部長だけはチャンガから追い出されるべきではなかった、と。
手にバトンタッチして、「勝て、パク・セロイ」というミンジョン。
法廷
グヌォンは懲役7年の刑を言い渡される。傍聴席にはセロイや会長。
終わってから、会長がずいぶん痛快だろうとセロイに声をかける。
そんなわけないでしょう、会長がそこにゆうゆうと座ってるじゃないですか、とセロイ。
次はあなたの番ですというセロイに、このチャン・デヒがお前を敵と認めた、このままでは置かない、と会長。
俺もすべてをかけて同じ約束をします。とセロイ。
父の墓の前
セロイがお供え物と一緒にグヌォンが懲役刑になったことが一面の記事になっている新聞を父の墓前において、膝をつき、焼酎を2杯ついて、心配しないで休んでくださいと言って飲み干す。
酒の味はどうかと問いかけた父を思い出し、まだ、苦いです、と答えるセロイ。
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