『梨泰院(イテウォン)クラス』第12話完全ネタバレあらすじ
梨泰院クラス第12話あらすじ
閉店後のタンバム
ひとりで手酌で焼酎を煽るイソ。そこへヒョニが来る。一人でいたいというイソに、まるで見てきたように二人の展開を言い当てるヒョニ。イソにそれでセロイをあきらめるの?と聞く。
チャンガの会長室
スアとグンスを立たせてまたしても『最強ポチャ』で2位に終わったことを叱責する会長。もし次回の決勝戦でも一位をとれなかったらパク部長は解雇、グンスもチャンガを継ぐことはないと言い渡す。
それなら末端社員では何もできないから権限をくれと交渉するグンス。放送の責任者になる。
タンバム
お客はたくさん入っているが、焼酎が切れそう。それというのもイソが休暇を取ったから。
ヒョニがイソに旅行を勧めてくれたのだった。
会長室
会長に刑務所からグヌォンから電話がかかってくる。父の自分への愛を確かめたいグヌォンだが、冷たい会長。すべてはチャンガのためだと言って電話を切る。
会長室にグンスがやってくる。タンバムの100億ウォン誘致とフランチャイズ化の動きにもかかわらず泰然としている会長を不思議がる。
I.Cの新オフィス
I.Cタンバムブランドオープン祝賀歓談会のため忙しくしているセロイたちのところへ、ホジンが血相を変えて飛び込んでくる。
ホジンとセロイはジュンミョンホールディングスのオフィスに駆け付けるが、賃貸の張り紙が張られもぬけの殻、電話も取らない。
さらに、セロイ、ホジン、旅行に出ようとしていたイソの携帯にも投資撤回のメッセージがどんどん入ってくる。
ホジンの説明では、リード投資者であるジュンミョンホールディングスが投資撤回記事を出したため、他の投資者も同じように後を追って撤回しているのだという。すでにオフィスなどで5億以上を使ってしまっていることを心配するスングォン。悪意を感じるというホジン。思いつくのは・・・。
会長室
「お久しぶりです」と会長に会いに現れたのはト・ジュンミョンだった。
バスの中
投資者をつなぎとめようと、投資者たちに一生懸命電話するイソ。
ビルの前
リボンのついた松の盆栽を持って重い足取りで入っていくスア。
I.Cの新オフィス
スアがI.Cの祝賀歓談会場となるはずだったオフィスに入るとたくさんの投資家たちが押しかけてひどい騒ぎになっている。
スアの持っている盆栽のリボンに目を止めるセロイ。そこには「安分知足しろ チャンガ会長 チャンデヒ」と書かれていた。(「安分知足」とは身分をわきまえて満足することを知るという意)
会長室
グンスが全てお父さんがしたことですか?と問うと、そうだと答えるチャン会長。投資話は最初から会長が仕組んだことだった。
I.Cの新オフィス
「そこまで!」と叫ぶセロイ。騒ぎが鎮まる。ジュンミョンの投資が抜けて不安がる投資家に、私たちに何の非があるんですか、あなたたちは何を見て信じたんですか?ここにきて味を見て契約したんです。うちの味が変わりましたか?変わったと思う人は契約破棄してください。と啖呵を切る。
投資家の一人が、これからこのたくさんの人たちを投資なしでケアできるのかと問うと、信頼が商売の基盤だと言い、投資があろうがなかろうが約束した支援と日程に変更はありませんと言い切るセロイ。うつむくスアの横を通り抜ける。
通りで
スアが追いかけてきて、お金はどうするのかと問うと、セロイは建物を担保にするという。
もうやめたらだめなの?チャンガへの復讐、憎悪も捨てて私と幸せになろう、というスア。
そこへセロイにイソから電話。投資話を推進したことを謝るイソに、決めたのは誰だ?俺を信じろ、これくらいは何でもない、本当に大変だったのは父が自分のせいで失業した時、父がひき逃げで死んでしまった時、それを隠蔽された時だ。再び立ち上がれたのは復讐を心に決めたからで、それを成し遂げるまでは自分に幸せはない、と目の前のスアを見て言い切るセロイ。それを聞いてうつむき、しゃがみこんで嗚咽するスア。電話を切ってスアに謝るセロイ。
おばあさんの病室
新聞を見てタンバムの心配をするおばあさん。しかしトニーは祖母の世話をする手も止めないで、問題ないと社長が言っていたから問題ないんですよ。とほほ笑む。
I.Cの新オフィス
ホジンとセロイが飲食業に関心がある投資者のリストを見ていると、休暇中のはずのイソがこの状態で休んでいられないと現れて今回の件について謝る。
マネージャーとして面目ないがもう一度機会が欲しいというイソ。リストの中の「キム・スンレ」という70代前半の人物の名前に目を止めるセロイ。
ホジンが言うには引退しているけど、たまに若いスタートアップ企業に大きい投資をするという。
会長室
トニーの祖母(キム・スンレ女史)が会長に会いに来る。チャンガを創業したころのチャン・デヒ会長はカッコよかったというキム女史。会長の若かった時と似ている若者がいる、パク・セロイという、とキム女史。セロイには恩があるというキム女史が、セロイにこれ以上手を出さないでほしいと言うが、今やセロイを跪かせることが生きる理由になったというチャン・デヒ。耄碌したかとキム女史。
夜のチャンガのオフィス
スアとグンス。投資の話でタンバムを窮地に陥れた会長をすごいというグンスに、腹を立てるスア。機会があればセロイだって同じことをするだろう、人の感情にとらわれずに目標に突き進む、スア室長もそうだろうと思っていたのにというグンス。
臨時休業中のタンバム
一週間臨時休業の張り紙を出したタンバムの店内でタンバム一同。ヒョニとスングォンは『最強ポチャ』の準備に、イソとセロイは投資誘致に、みんなで力を合わせて危機に勝つことを再確認する。
夜のタンバム屋上
ありがとう、もう大丈夫か?整理付いたか?とイソに言うセロイ。
社長を好きな気持ちのこと?あまりにもめちゃくちゃ狂おしいほど好きです、とイソ。
イソがセロイに、応えてもらえなくても好きだ、私の心は私のものだから気持ちを整理しろと言わないで、それが解雇事由ならクビにしてという。
セロイは、できない、イソがいないタンバムは想像もできないという。
利己的だけど、今はそれで満足するとイソ。
タンバム
イソに電話で呼び出されて店に行くセロイ。
セロイが店につくとトニーの祖母(キム女史)とカン・ミンジョン理事とイソが待っている。トニーの祖母はチャンガの初期に資金を提供したためカン・ミンジョンとも知り合いだった。
投資者が逃げたと聞いたが、なぜ私に声をかけないのかというトニーの祖母に、トニーを利用したくないとセロイはせっかくの投資の申し出を断ってしまう。
代表の自尊心ばかりが強いがために店のものに苦労をさせると怒って出て行ってしまうトニーの祖母。カン・ミンジョンも代価のない自由はないと言い捨てて帰る。
チャンガのオフィス
グンスがニュースサイトを見て、最初の放送以降ヒョニの人気がすごい、味の対決ではなく人気投票という気がするとスアにいう。そして、使いたくない奥の手があるという。
チャンガビルの前
スアを待つセロイ。見てみぬふりをしていこうとするスア。あの日はごめんというセロイ。スアはセロイに振られたと思っているが、セロイにはそのつもりはなかったらしい。
一緒に焼き肉を食べながら、私と幸せになることより復讐が先だといっていたセロイに、復讐が終わったらその時は幸せになるのと問うスア。
夜のタンバム
セロイが店に戻るとヒョニとスングォンが床で寝ている。明日の決勝戦のために朝早く市場に行かねばならないからというスングォン。
トニーに電話をかけてキム女史に会いたいというセロイ。しかしトニーから、祖母はチェジュ島の別荘に行っていて、イソも行っていると聞く。
イソに電話をかけるとすでにおばあさんの家にいて、おばあさんと通話することができたセロイ。投資してくださいとはっきり言う。トニーのためではなく自分の目にかなったから投資したいのだと言ってくれるキム女史。韓国一になるのが目標だというセロイに行動で証明しろ、『最強ポチャ』で優勝して見せたら投資を約束するといってくれる。
電話を切ろうとするイソを引き留めて、ごめん、ありがとうと伝えるセロイ。愛してる、私の夢見てねと返して電話を切ったイソ。セロイは何か考えながら自分の頭をなでる。
放送局
『最強ポチャ』決勝戦のため、ヒョニとセロイがスタジオに入るとひそひそ「手術したんだよな」「気持ち悪い」「どうりで声が変だと思った」などとささやく声。スングォンが駆けつけ、ニュースサイトを見せる。ヒョニが飛び出す。
チャンガ控室ではスアが、マスコミにマ・ヒョニはトランスジェンダーだと暴露したのがグンスと知って怒るが、何食わぬ顔でグンスは勝つためだという。それがチャンガの方法じゃないかと。
人通りのない廊下でポツンと一人で座っていたヒョニをセロイが探しあてる。かなり動揺しながらも、投資のためにも出るというマヒョニに、出なくても大丈夫だというセロイ。一番勇敢できれいな女性だと昔ヒョニに言った言葉をもう一度言って励まし、落ち着いたらタンバムに帰ろうかとセロイ。大丈夫、タンバムの名を背負ってきたのだから逃げないで味で納得させるとヒョニ。逃げてもいい、いや、悪いことしたわけではないから逃げるのではない、自分が自分であることに他人を納得させる必要はない、というセロイに肩を抱かれて泣くヒョニ。
スタジオではタンバムは棄権だろうとグンスたちが話しているが、セロイが自分が出演すると言って現れる。
済州島で記事を見たイソがヒョニに電話をしてきて「I’m the Diamond」という詩をヒョニが連想されたと朗読して聞かせる。
ヒョニが堂々とスタジオに現れ、マイクで自分はトランスジェンダーです、今日優勝しますと宣言する。
「I’m the Diamond」
私は石くれ
熱く焼いてみろ
私は動かない石くれ
強く叩いてみろ
私は強固な石くれ
暗闇に閉じ込めてみろ
私は一人光る石くれ
砕けて灰になり腐るという
摂理でさえ拒否してくれよう
生き残った私
私はダイア
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